2020年10月16日金曜日

大金持ちが息子を働かせない合理的な理由

一度も働いたことがない大金持ちの息子


大金持ちの子供の中には一度も働いたことがないという方もいらっしゃいます。

大金持ちの子供と言えども働くのが一般的で、
むしろ家業を守り、発展させるために、
一般ピープルより働いているケースのが多いくらいです。

それでは、彼らがなぜ働いていないか?
そんなことは普通は聞けないのですが、
向こうから喋ってきたケースがあり、
この内容が、「サラリーマン → セミリタイア」というのが案外悪くないかも?
と思うヒントにもなるかと思いますので、
ここで取り上げてみたいと思います。

働かない理由とは?


私の知っている金持ちの息子が就職したことがない理由は、
父親にこのようなことを言われたからです。

「お前が一生働いても稼げる金はせいぜい2億円程度だろう。
 わしは既にお前の人生何回か分の資産を持っているわけだ。
 だったら、わしの面倒をみながら、
 一緒にこの金を使っていった方がよかろう。」

この父親は既に事業からは引退しており、
少なくとも数億円の資産は所有しています。

この息子が普通に就職して働いても、
得られる賃金はせいぜい年間数百万円程度といったところです。

息子が普通に働いてそのお金で暮らしていて、
ある日、父親が亡くなったら相続税をごっそりとられます。

相続税をごっそりとられるくらいならば、
そのもととなる資産を父親と一緒に使って減らした方が合理的というわけです。

大金持ちの息子が羨ましいか?


それではこの大金持ちの息子の生活が羨ましいか?
と聞かれれば、羨ましい部分は大いにあるものの、
それ程でもないかな?というのが本音です。

その一番の理由ですが、
この息子はお金の有難みを理解していないように思えるからです。
同じ100万円を使うにしても、得られる効用は、
私なんかとは全然違うでしょうね。

話をしていても、地に足がついていないというか、
何かフワフワした感じなんですよね。

まあ、そう考えると、チマチマと自分で働いてお金を貯めて、
それをチマチマと使っていくセミリタイアスタイルは、
それ程悪くないようにも思えます。

少なくとも、お金の有難みは十分理解していますからね。

資産が毀損したらアウト!


あとはリスクヘッジの観点から、こういった金持ちは危険です。

私は今のセミリタイア生活をキープしたいので、
資産が毀損してセミリタイア終了という事態を非常に恐れていますが、
何らかの事情で資産がなくなってフルタイム労働に復帰しても、
何とかやっていける自信はあります。

ただ、一度も働いたことがないオジサンが、
50歳とかで文無しになったらアウトでしょうね。
この文無しになるリスク、実は結構高かったりします。

オヤジさんが亡くなって自由にお金が使えるようになると、
潤沢な資産と言えども使い果たす可能性もありますし、
儲け話に手を出して資産を溶かしてしまう可能性もあります。

そもそも金持ちを羨んだところでどうしようもないわけですが、
この辺の事情を色々と考えてみると、
普通にサラリーマンをやって、
その後にのんびりとセミリタイア生活を過ごすというのは、
そんなに悪いルートではないような気がしますね。


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