2020年10月31日土曜日

健康寿命後の10年間の人生をどう考えるか?

健康寿命を考えると人生は短い


セミリタイア希望者の多くが「健康寿命」に言及しています。

どういう文脈で言及しているかと言えば、

”80歳以上まで寿命が延びたとは言え、健康寿命は70代の前半までだ。
 だから、80歳とか90歳まで生きることを考えて人生設計をするよりも、
 若い内に楽しめるような人生設計を立てるべきだ!”

といった感じがかと思います。

この手の内容をどう考えるべきか?
今回はこの件について自分の考えを述べたいと思います。

若い内にしかできないこと


若い内にしかできないことは確かに存在します。

体力を使うアウトドア系のアクティビティが趣味の方などは、
定年後の60歳を過ぎてから楽しむには体力的に遅すぎる!
という風に感じる方も多いかと思います。

知人で登山が趣味の方がいるのですが、
若い内にもっと時間があったら色々な山に行けたのに!
という事を言っていましたが、
まさにこれに当てはまると思います。

そういう方が早期退職・セミリタイアという概念を知って、
30代~40代にサラリーマンなんかやっている場合ではないな!
という結論に至るのは理解できる考えです。

以外と長い「健康寿命後」をどう生きるか?


一方、健康寿命と平均寿命の差を考えると、
「健康寿命後にどう生きるか?」
というのを真剣に考える必要があります。

厚生労働省の資料によれば、男女の健康寿命・平均寿命は以下の通りです。

男性:健康寿命 72.14歳 平均寿命 80.98歳 (差  8.84歳)
女性:健康寿命 74.49歳 平均寿命 87.14歳 (差 12.35歳)

この事からわかることは、健康寿命後、
すなわち日常生活に制限がある期間は、
人生において10年間くらいはあるということです。

日本の財政や高齢化の進展を考えると、
この10年間に政府の手厚いサポートというのは期待できません。

となりますと、ある程度の資金は必要になるのではないかと思われます。

買物や食事や掃除と言ったものについて、
身体が自由に動けなくなってからやるのはシンドイですし、
今なら10分でできるものが1時間とかかかるようになります。

ある程度の資金があれば、
「家事代行サービス」といったものが利用できて、
老後の時間が有効に使えるようになります。

この問題をどう考えるか結構重要なのではないか?
というのが私がセミリタイア後に重きを置くようになった問題です。

若い内にやりたいことをやったので後悔はない?


「若い内にやりたいことをやったので、
  老後は質素に慎ましく生きるのは問題ない」
と言い切れるだけ、若い内の生活が充実していればよいのですが、
なかなかそう達観するのも難しいような気がしますね。

この辺の事情を考えますと、
早期退職に踏み切るタイミングは結構難しいかもしれません。

この問題はより長期で見る必要があるため、
50歳くらいでセミリタイアに踏み切った人が、

「お金も思ったより使わないし、もっと早くセミリタイアすればよかった!」

と言うのが多数派の現状ですが、70歳くらいになって、

「今の手持ち資金、年金額を考えると、50歳までは働いて良かった!」

と思う確率は結構高いような気がしますね。

まあ、答えがでるのは20年後なんで、
今は何とも言えませんけど...


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