バブル世代のリストラはこれからも続く
BUSINESS INSIDER JAPAN の以下の記事を興味深く読ませて頂きました。
「50歳過ぎた社員は新しい価値を生まない」
空前の人手不足でも進むバブル世代のリストラ
(出典: https://www.businessinsider.jp/post-165189 )
人手不足が叫ばれる昨今でもバブル世代のリストラが進む一方で、
バブル世代の活性化に取り組む企業も増えていますよ!という内容です。
自分は本記事が示すバブル入社組 (大卒後 1988~1992年に入社)なので、
「元」当事者という感覚で実感することが多かったです。
中でも、自分がセミリタイアという選択をした理由の一端を
うまく説明している一文は次のものです。
" 中高年の意欲が沈滞している背景には人事評価で高い評価を上げず、
昇格させない、新規分野に異動させない、といった硬直的な風土もある。"
この文章は私が会社に見切りをつけた理由をうまくまとめています。
あと10年以上定年までこのつまらない仕事を続けてね!
でも上司はどんどん若い人に代わっていきますよ!
ということですから、これでやる気が出たらバカです。
一方、
" 加えてこれまで長く年功的賃金が続いてきたことで
50歳以上は非管理職でも賃金が高い。"
という一文には、自分がすぐに会社を辞めなかった理由も含まれます。
自分の給与が高いかどうかは別にして、
アルバイトをするよりは高かったです。
要するに、会社員であることを1年我慢して働けば、
週何回かのバイトを数年間しなくてもいい計算になるわけです。
ただ、この考えは「辞め時」が難しいのですが、
自分は組織改編のどさくさで割とうまく区切りがつきました。
そんなに言うならまずあんたが辞めたら?
この記事で一番引っかかったのが次の一文です。
" 2017年、50歳以上を対象に300人のリストラを実施した
精密機器メーカーの人事担当役員(50代後半)はこう語る。
「新規事業を含めた新しい分野に挑戦していく方針を掲げていますが、
50歳を過ぎた社員が新しい価値を生み出すとは思えません。(後略)」
だったらまずご自分が退社をされて、
30代の方に役職をお譲りになったらいかがでしょうか?
「身を切る改革」とか言って、本当に経営者が身を切った
という話は聞いたことがないですね。
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