募集の80%はダメ元応募
自分が採用に携わったケースです。
今とは真逆で超買手市場の時期だったので、
1名のスタッフ募集に相当数の応募がありました。
応募の80%くらいはダメ元応募と思われるもので、
そもそもの募集要件を全く満たしていません。
採用する側からみると、インターネットで簡単に
応募できる弊害がここにあります。
そんな中、有力候補とも言うべき人材の応募が目を惹きました。
初めてと言っていいくらい、学歴・経験等がこちらの要望にフィットします。
私が所属していた組織は人事部を通さずに現場が採用活動をしていました。
総務的ポジションの自分が上記の8割を振るい落とす作業をして、
可能性のありそうな人のみを現場へ回します。
当然、彼は面接へ進むだろうと思いましたが、
何と書類選考で落ちてしまいます。
自分より高スペックな人材は採用しない
現場が直接人材を採用するという事は、採用担当者 = 現場責任者となり、
実際に自分の部下となるべき人物の面接をします。
今回、彼が書類選考を通らなかった理由はただ一つです。
それは、彼が採用担当者より高スペックだったからです。
要素的には「学歴」「語学力」「業界経験」ですね。
なるほど、彼が履歴書通りの実力を発揮すると、
ご自分の地位が脅かされることとなるわけです。
そんな人は怖くて採用できませんね。
一応、不採用理由は「もっと若い人が欲しい」という理由でしたが、
そもそもの募集要項の年齢より下なので問題はないはずです。
ましてや、書類で落とすなんてのはあり得ない話ですね。
中高年採用が難しい理由の一つだと思う
世の中年諸氏の中でスキルがありながら転職できない、
といった理由の一つは上記と同じような理由ではないか?
と自分は密かに疑っております。
上記の高スペックの彼も、選考漏れの理由が
こんなバカみたいな理由とは思ってもいないでしょうね。
会社の評価なんて相当いい加減なものですよ。
会社をドロップアウトした自分が言うと愚痴にしか聞こえませんけど。
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