「日本再興戦略」を読んでの感想
落合陽一氏の著作 「日本再興戦略」 を読みました。
本書の趣旨としては、
・ AI、ロボット、自動運転、AR・VR、ブロックチェーンなどの
テクノロジーがこれからの生活や仕事、国防までをも変えていく
・ 人口減少はむしろチャンス
・ 西洋的発想から東洋的発想への回帰が鍵である
といった内容で、やり方次第で日本の未来は明るい!
という中々希望に満ち溢れている本で面白く拝読させて頂きました。
254ページの本に壮大な内容を詰め込んでいるため、
もう少し深掘りしてほしい項目は多々ありましたが、
著者の視点や着眼点は多々参考になることがありました。
「ワークアズライフ」の時代は来るのか?
サラリーマンを嫌で辞めた自分にとって興味深く読ませて頂いたのが
「ワークアズライフ」というコンセプトです。
「ワークライフバランス」という考え方は
「ワーク」と「ライフ」を対比でとらえますが、
「ワークアズライフ」はワークとライフが無差別で、
すべての時間がワークかつライフになる、
ということだそうです。
個人ベースで見た場合、「ストレスフリーの自分がやりたい仕事」
を見つけて、仕事と生活が一体化した状態を目指すというのは
理想的な生き方であることに異議はありません。
特にこれから社会に出ようとしている人はありかと思います。
しかし、自分のようなアラフィフのおじさんが
このような生き方をこれから模索するのはちょっとね?と思いますし、
日本人全体がこういった働き方ができるようになる、
というのは相当ハードルが高すぎるのでは?と思います。
セミリタイアという戦略的生き方
同じようなトーンでセミリタイアを語るとすると、
・ ストレスフルな会社でのワークを一定期間我慢する
・ その対価として残りの人生に必要な軍資金を確保する
・ その後は1円にもならないことでも自分がやりたいことに集中する
と言ったところでしょうか?
また、セミリタイアですと、"「ストレスフルな仕事」と
「ストレスフルではない仕事」をどうバランスするか" (p222)
という著者の問題提起も簡単に解決できます。
そう考えるとセミリタイアという選択はワークアズライフの時代にも
有効性を持つのではないか?というのが今の結論ですね。
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