2019年1月31日木曜日

家は買った方がよい派 ~ 森永卓郎氏の視点 ~

バス便利用の中古マンションを1,000万円未満で買うのはありか?

森永卓郎さんの書いた ビンボーでも楽しい定年後 (中公新書ラクレ) を読みました。
見開き2ページで1つのトピックスで全部で81のトピックスを取り上げており、
セミリタイア者にも参考になる内容は多かったですね。

その中でも住宅関係については良くまとまっており、
なるほどと思わせる部分も多かったのでご紹介致します。
森永さんの意見をまとめると以下のようになります。

① 家は買った方がよい。なぜならば、老後の生活では
 「家賃の支払いがあるかどうかが、決定的ともいえるほど
 大きな生活格差をもたらしていた」(p28) から。

② もちろん老後に住宅ローンを抱えていては元も子もないが、
 幸い、いまは首都圏でもバス便利用の中古マンションは1,000万円未満で買える。

③ 田舎暮らしにチャレンジした人は半分くらいは失敗しているが、
 トカイナカ (大都市中心から数十キロから100キロ程度)なら
 人間関係はそれほど濃密でもないので失敗のリスクも少なく、
 物価の安い田舎で安く暮らせる。

④ 東京都心の地価はバブル。東京オリンピック後は大きく下落する。
 郊外は今後も値下がりが続くだろうが、
 1,000万円を切る中古住宅をキャッシュで買うのはあり。

郊外で安い家を買うのは、個人的には微妙だが傾聴には値する意見だな!
というのが率直な感想です。

私は昔 「郊外バス便マンション」は買ってはいけない? という記事を書きましたが、
1,000万円を切るような物件が本当に「終の棲家」になるかは
注意深く検討する必要はあるでしょうね。

修繕積立金不足だったり、やっぱり引越したいと思った時に家が売れるか?
50歳くらいで死ぬまで住もうと思っていた家が
70歳くらいで住めなくなったらダメージはめちゃくちゃでかいですよ!
この辺は慎重に対応する必要があるかと思います。

ここで骨をうずめても良いと思うような場所が見つかって、
自分の寿命よりは確実に長持ちしそうな家を安い値段で買うのはありでしょうね。
ただそんな家が1,000万円未満で買えるか?
その辺りがポイントとなるような気がしますね。

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