2018年11月12日月曜日

「郊外バス便マンション」は買ってはいけない?

2025年、大量の「廃墟マンション」が出現する根拠

NEWSポストセブンで興味深い記事が載っていました。

"「2025年、都市部に大量の廃墟マンションが出現する」──。
これは何も誇張しているわけではなく、確実にやってくる未来の話です。

日本でマンションが多く売られるようになったのは1970年代前半から。
主に都市部や都市郊外に立地するこうしたマンションは、
およそ築50年に達します。
国土交通省によれば、2017年時点で築50年のマンションは全国に5.5万戸。
これが2025年には30万戸を超えます。"
(引用: https://www.news-postseven.com/archives/20181111_799078.html)

上記の記事は自分の実感としても一致します。
現在アラフィフの自分にとって、小学生時代になってから
ちらほらマンションが目立つようになりました。
当時は賃貸と言えば、結構木造平屋的な建物が多かったと思います。
確かに当時の新築でも既に築50年に迫ろうとしているわけですね。

筆者が廃墟化を危惧する物件は「郊外バス便マンション」。
昨今は車を持たない人が増えたり共働き世帯が増えているから、
駅近物件を求める人が多く、必然的に郊外バス物件は不人気になるとのこと。

"2018年時点の現在でもすでに、駅距離による中古マンション成約単価は
かつてより大きな格差が広がっています。
例えば典型的なベッドタウンである千葉県柏市の柏駅から1分離れるに従い、
2008年には平米あたり7000円~8000円程度の下落カーブでしたが、
これが年々先鋭化し、2018年時点では1分あたり平米1万7000円と、
急角度での下落となっています。"
(引用: 同上)

実際に郊外バス便的なマンションを検索すると結構出てきます。
前述の柏で見てみると、築50年以上ですが300万円なんて物件もあります。

この物件の家賃を3万円と仮定すると、
家賃的には10年住まなくても元が取れそうですが、
入居したらいきなり
「修繕が必要ですから200万円出してください!」
なんてことを言われるリスクもありますね。
実際に修繕積立金が不十分な物件は多いとのことなので、
こういうこともあるでしょう。

また、10年後に売れる確率。。。
これは相当低いと言わざるをえません。
物件がある以上は固定資産税の支払いが発生するでしょうし、
住まなくても管理費やら修繕積立金も発生します。
取り壊す?全員が納得しますかね?

そう考えるとこういう物件に手を出すのは相当慎重にしなければ!
と考える次第です。

人口が減少するはずの日本で、
都心ではオフィスビル&マンションの工事がすごいわけです。
当然、地方&郊外から人が移動してくるのを見込んでいるわけですから、
郊外バス便のマンション不人気の傾向は続くでしょう。

まあこういう記事を読むと「賃貸で良かった!」と言うことになるのですが、
日本は大丈夫なのか??という問題は残りますね。
空家問題は相当深刻だと思います。

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