2018年11月13日火曜日

「出世しないで気楽に定年」より「出世してアーリーリタイア」

出世を断るという生き方

ネット上でよく見かける意見として、

「管理職はノルマなどのプレッシャーがきつく責任も重い。
 だったら、平社員のまま気楽に定年まで過ごしたい。」

というものがあります。

この考え方には一理あるような気がしますが、
「アーリーリタイア」という観点から見ると、
少々違う気が致します。

① 本当に給与差を把握しているか?

実力主義の導入により役職による給与差は拡大しているかと思います。
40代で給与が倍違うというケースもそれほど珍しくありません。

例えば40歳で給与が役職者と平社員で倍違うケース。
ここから給与が共に据え置きだった場合、
役職者が40歳から10年間働いた給与は、
平社員が40歳から20年間働いた給与と同額です。

さて、ここで40代からの過ごし方で、
次のどちらが良いでしょうか?
稼ぐ給与は同額です。

A.気楽な平社員人生を20年間過ごす
B.過酷な役職者を10年間過ごした後、
  アーリーリタイアで文字通り「気楽に」10年間過ごす

極端な例ではありますが、私なら断然Bです。
Aの人生をチョイスした人の多くは定年まで働く、
いや最近では定年すぎても働かなければいけない、
無意識にそういう前提にたっていると思います。

どうせ60歳まで働くなら役職者になって苦労するより平社員が楽、
給与的にもまあなんとか生活できるレベルだからいいや!
というのは考え方としてはありかと思います。

しかしながら、アーリーリタイアという概念を導入するれば、
結論が変わるという方も少なくないのでは?
上記の例で言えば、「10年苦労して、10年楽する」ということです。

② 平社員は役職者より楽か??

そもそも論として、役職者が平社員より大変か?
と言う問題があります。

私は役職者が帰り際に仕事を頼んで
「明日までにやっとけ!」
みたいに言われて、頼んだ方は飲みに行く、
なんて経験ばっかりなのでこの話は実感がわきません。

役職者の方が大変だという話を認めたところで、
平社員の仕事がパラダイスのように楽しくて、
役職者は地獄の苦しみなんてことはないでしょう。
どっちも嫌だけど、どちらかと言えば。。レベルではないでしょうか?

実際はケースバイケースでしょうが。。。

そもそも私がいた会社では昇進や転勤を断るという文化はなかったので、
実際に昇進を断ったという人は見たことがありません。

転勤のある会社でしたら、そもそも役職者と平社員で仕事の負荷が違うというより、
配属される部署によって仕事の負荷が違うというケースが多いでしょう。

「早めに稼げるだけ稼いで仕事をなるべく早く辞める」
という観点から立てば、出世して高い給料を貰えれば、
それだけ早く会社が辞められるわけですから、
とりあえず出世しといた方が良いのかな?と思います。

ただ、ネットの書き込みなんか見ると、
平社員と役職者でほとんど給与が変わらない、
なんて会社もあるようですからケースバイケースとは思います。

しかしそもそも論として、出世しても給与がたいして変わらない
会社で働くというのはいかがなものか?
なんてことを考えてしまいますね。

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2 件のコメント:

  1. 部下を抱えてしまうと辞めれなくなりますよ。
    もちろん法律的には何の問題もないですが、人間には良心というのがあるのでそれに抵抗するのがものすごく難しいと思う。

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    1. 確かに役職者はあまり辞めませんね。
      私の同僚の課長は転勤のタイミングを見計らって辞めました。

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