2018年11月24日土曜日

過去の肩書にこだわるおじさんに会って思ったこと

前職の肩書を述べるおじさん

最近ちょっとした会合に参加した時の話です。
この手の会合では、本題の前に自己紹介として、
名前・年齢・職業を簡単に言うのが通例です。

セミリタイア中の私は職業については自営業とだけ述べ、
具体的には?と聞かれた時だけ、書類を作成したりする仕事
(実際はブログやサイトの記事作成程度だけど)
などと答えています。

別に職業についてディスカッションをするわけではないので、
基本的につっこまれることはありません。

そんな中で、「マウントおじさん」とでも言うのでしょうが、
自分の経歴・仕事を必要以上に詳しく言うおじさんがいました。
簡単に言えば、

・自分は今小さい会社で取締役をやっている
・ただ元々は大企業でシステム関係の部署の部長だった
・従って趣味も仕事の延長になるが、プログラムを組んだりすることだ

みたいなことです。

通常、会社名はプライバシー的な問題もあり言わないのですが、
この方の場合は、「主力製品名をさりげなく言う」という高等テクニックで、
さりげなく会社名を仄めかしていました。
まあ、確かに有名な会社ではありましたが。。。

やっぱりいるんだ!ちょっと感動した!

サラリーマンを辞めてからは肩書などとは無縁の生活を送っていましたが、
久しぶりに「オレはすごかったんだぜ!」系統の方とお会いした感じです。

会合の最中にも、「オレが現役時代は。。。」みたいな話を放り込んできます。
その方にとっては、小さい会社で取締役をやっていることよりも、
かつて大会社で部長をやっていたというのが大事で、
それが自分がご自身のアイデンティティなのでしょうね。

良くネットで見かける記事として、
定年後に地域社会にデビューしたは良いけど、
「昔偉かった人ほど何もしないくせに文句ばかり言って嫌われる」
なんてのを目にしますが、実際に同じタイプの人が目の前にいると感動すら覚えますね。
「あっ、やっぱり本当にいるんだ!」と。

昔はこういうおじさんは、
「過去に拘泥した哀れなおじさん」
と思っていましたが、
あれだけ嬉々として昔のことを語られると、
この人は幸せな人生を過ごしているのかもしれないな!
なんてことを思いました。

まあ、私などは二度と会うことはないから、
こんな余裕のコメントができるのでしょうけど、
やはり周りにいる人にとっては超絶うざいでしょうね。

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2 件のコメント:

  1. まあその人が悪人でないなら、生暖かい目で見てあげたらいいのではないでしょうか

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    1. その通りですね。
      自分に説教とかしない人ならOKです。

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