2018年11月4日日曜日

サラリーマンたるもの常にうつ病のリスクを抱えている

うつ病で辞めた同僚達

私は金融機関でサラリーマン生活をスタートしたのですが、
同期で仲が良かった人がうつ病で辞めることになりました。
彼はなまじ期待をされているが故に、
希望もしていない金融最前線のデリバティブのセクションに配属された結果
ハードな生活を強いられて心身のバランスを壊したようです。

それから20年以上の月日が経ち、転職した先の同じ部の
すぐ近くに座っている同僚がうつ病で会社を辞めています。
私のいた職場はお世辞にも穏やかな場所ではなかったので、
会議などでは怒号が飛び交うこともありました。
そんな会議に色々な理由をつけてでなくなった後に会社にも来なくなり
(来れなくなりが正解かもしれません)、
最終的に会社を辞めることになりました。

最初の同期のケースでは、希望していないハードな職場に
配属されたことが原因と推測されます。
希望の配属先に行けなかったのは自分も同じですが、
自分は窓際チックな職場だったので、そのような身を削るような
仕事からくるストレスとは無縁でした。
(違うストレスはもちろんありましたが)

一方、かつての同僚のケースはちょっと趣は異なります。
職種は違えども同じ職場で同じ上司に仕えていたわけですから、
うつ病にかかっていたのは自分だったとしてもおかしくありません。

ではなぜ彼がうつ病になって自分がならなかったのか?
実は本当のところはよくわかりません。
ちなみに、一般的にうつ病の原因と言われていた上司とは、
自分の方が接する機会も多く、あたりも私に対しての方が
きつかったというのが周りの意見です。
自分もそう思います。

サラリーマンなんてうつ病になってまで続けるものではない

自分はうつ病の2つの態様を間近で見てきて感じたのは
「サラリーマンは常にうつ病と隣り合わせだ」
ということです。

うつ病になる原因としては、
・直接的な仕事のプレッシャーから来るもの、
・上司など人間関係から来るもの、
と大きく2つあるかと思います。

自分は仕事面からのせめてプレッシャーからは逃れたいと思い、
数字のノルマのない経理・管理部門への転職を試みたわけですが、
転職した先はなかなか人的には強烈な職場環境だったということです。
まあ、サラリーマンたるもの上司がいるということでは
営業職も管理職も一緒というわけですね。

最近、「働き方改革」「メンタルヘルス」などいう言葉をよく聞くわけですが、
逆にこのことが、いかに今の日本の職場環境の多くが
ひどいかということを物語っているかと思います。

仕事を離れてからつくづく思うことは、
そもそも仕事などというものはうつ病になってまで
やるものではないということですね。

この大前提からスタートしないと、
変な義務感みたいなものにとらわれすぎて、
頑張り過ぎてしまう結果としてうつ病になる
ということもあるんじゃないかと思います。

結構怖い世界で働いていたのかな?と今振り返ると思います。

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