2019年1月17日木曜日

「値段の安い遠くのスーパーに行く」は節約法として間違いなのか?

間違いだらけの節約? ~ 値段の安い遠くのスーパーに行く ~



















自分の家から徒歩1分の場所にAスーパー、
徒歩16分の場所にBスーパーがあると仮定します。

Aスーパーではカボチャが300円、
Bスーパーではカボチャが150円だとします。
カボチャの品質が全く同じだとすると、
Bスーパーに行けば150円の節約になるわけですが、
この節約は間違いだ!という方がいます。

一般的な論拠は、自分の時給と比較する考え方です。
例えば、時給2,000円の人が150円の費用を浮かすためにかける労力は、
2,000円 × ((16分 - 1分) × 2)/60 = 1,000円となります。
1,000円の労力をかけて150円浮かすなんて馬鹿げている!
というわけです。

これが本当かどうか考えてみましょう。

私は基本的には遠くの安いスーパーへ!その根拠は?

私の観点から言えば、これは一概には言えないのではないか?と思います。
その点について、2つの視点から見てみたいと思います。

① 「移動時間 = 無駄」と決めつけている

上記の考え方で一番気になるのがこのポイントです。
移動時間が本当に無駄なのか考えてみる必要があります。

一つは「移動時間 = トレーニング」と考えても良いのでは?ということです。
往復30分をトレーニングと考えてみると全く違う視点が見えてきます。
上記の例でいえば、

「30分歩いて150円貰える」

のと同じだということがわかります。

そもそも世の中には毎朝お金がもらえるわけでもないのに散歩している人が多数います。
これって無駄なんでしょうか?
近所を歩き回ろうが、スーパーに行こうが歩く行という行為は変わりません。

② 浮いた時間とやらで本当に有意義なことをするのか?

上記の例でいえば、150円高いカボチャの代償として
30分の時間を得ることができたという主張をしています。
間違えてはいけないのは、それだけで1,000円分の価値を
生み出したわけではないということです。

その間に仕事で疲れ切った身体を休めるとか、
趣味に没頭するとかならばその価値はあるかもしれませんが、
見たくもないTVをボーっと見てるだけでは意味がありません。

私はこういった移動時間については録音したラジオ番組を聞くことが多いです。
この時間は至福の一時と言っても良いので時間の有意義な使いかと言えます。
そもそも、家で聴こうが外で聴こうがラジオの内容は同じですからね。

ケースバイケースで考えよう!

私といえども、豪雨や吹雪の日だったり、
極端に疲れている日などはもちろん、上記の例では近所のスーパーへ行きます。
要するに、物事は一概には言えないということです。

節約法にも多いのですが、世間とはちょっと違うことをいう人には
ちょっと気をつけた方が良いかな?と思います。

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