セミリタイアにとって「アイデンティティー・クライシス」はリスクか?
サラリーマン時代は「A社の〇〇Bです」という自己紹介が一般的です。
ビジネスの現場ではもちろんのこと、
スーパーのポイントカードを作る時でさえ職業を記載する欄があります。
そうなると「A社所属の自分」というのが、意識的にも無意識にも刷り込まれます。
リタイア後の方にお会いする場合、聞かれてもいないのに
現役時代の職業や会社名を名乗る方もいます。
こういった方々にとっては、サラリーマンだったということが
自分の一番重要なアイデンティティーかもしれませんね。
こういった方々が仕事を辞めるとアイデンティティー・クライシスに
陥ることもあると聞きます。
ただし、私はこういったアイデンティティー・クライシスとは無縁です。
一番の理由は「愛社精神がない」ことかと思います。
まあ、仕事が嫌で辞めたので当然と言えば当然ですが、
それ以上に中途入社した会社に結局馴染めなかったというでしょう。
馴染めなかった原因は結構はっきりしていて、
一部の人が自分を「よそ者扱い」したり「格下扱い」していたからです。
そんなわけなので、「A社の自分」ということに居心地の悪さを感じていたので、
自分にとって会社を辞めたということは、
アイデンティティー・クライシスに陥るどころが、
自分のアイデンディティーをようやく取り戻した!
と言っても過言ではありません。
定年退職者とはやはり違う
アイデンティティー・クライシスに陥った人達の話は定年退職者が多いですね。
仕事を全うした充足感みたいなものが背景にはあるのか、
はたまた、まだまだ仕事をしたのか、
あるいは、何者でもない自分に耐えられないというか....
この辺りは自発的に会社を辞めたセミリタイア組とは大きな違いがあると思います。
実は自分も会社を辞める前は、多少はアイデンティティー・クライシス的なものを
感じるかもしれないと思いましたが、そんなことは全くありませんでした。
今後ますますアイデンティティー・クライシスのような
「仕事をしてなんぼ!」といった論調が増えてくるとは思いますが、
そのような言葉に迷わされずにセミリタイア生活を楽しみたいと思いますね。
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