仕事全肯定派への違和感
仕事で大成功をおさめた方が働くことの尊さを説いたり、
生涯現役でいることのメリットを唱えたりすることも多く、
また、その流れでFIREなどつまらん生き方だと斬って捨てたりもします。
こういった発言について違和感を感じざるをえないのは、
自分の好きな仕事で大成功をおさめた方がいう「仕事」と、
好きでもない仕事を薄給で無理やりやらされている「仕事」が、
同じものであるはずはないからです。
仕事全肯定派は社会的にもマイナス
私の仕事観は「やりたい仕事」「やりたくない仕事」の2種類ある!
というものですが、どんな仕事であってもやりがいを見出すべき!
みたいなきれいごとを言う方にとってはとんでもない話にみえるでしょう。
ただ残念ながら、今の世の中には重労働の割に低賃金とか、
多くの人がやりたがらない仕事が多々あるかと思います。
そういった仕事に個人的にやりがいを求めるのはかまわないと思いますが、
こういった人ばかりですと、その仕事は低賃金のままになってしまいます。
こういった事態を避ける意味でも、
割に合わない仕事(=やりたくない仕事)にはNOを突き付けるのは、
社会的にも意義のあるものだと考えます。
仕事に向き不向きがある!
まあ、上記のような大上段の話は抜きにしても
仕事に向き不向きがあるのは皆さん認めるところでは?
例えば、コミュ障なので営業みたいな仕事は嫌といって入社したら、
営業の最前線に配属されるようなことがあれば、
その仕事にやりがいを見いだせというのはかなり無理があります。
「営業もやってみれば面白い」
「コミュ障も治るぞ」
などと言われても、20年とか40年とか生きていれば、
自分がどんな仕事に向いているかはわかるし、
会社にコミュ障を治して欲しいなど思っていないケースがほとんどでしょう。
仕事全肯定派の主張は、無理やり嫌な仕事を押し付けるのに好都合な主張で、
個人的には全く同意する要素はないですね。
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FIRE達成者の仕事観について興味深く拝読いたしました。私はこれまで他の仕事へのキャリアチェンジも何度か試みてみましたが、能力が足りないなど諸々の事情で断念し、結局好きではないけど給与面で安定した今の仕事を数十年続けてしまいました。あと5年耐えてセミリタイアかなぁ・・と考えていましたが、他の仕事へつく可能性も考慮に入れたいと思います。コミュ障で体力がないので、できることはかなり限られてしまいますが。。
返信削除私はキャリアチェンジを試みて転職致しましたが、成功とは程遠いもので結局早期退職をすることになりました。ただ、転職によって営業職から脱出できたことは良いことだったと思っています。
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