2024年8月19日月曜日

「70代以上まで働きたい」は本音? ~ お金があっても同じ事を言えるのか疑問 ~

70代以上まで働きたいが7割超?


産経新聞のネット記事を読んでいたら、
70代以上まで働きたい人が極めて多いという衝撃的なデータが掲載されていました。

"リクルートが昨年、全国の60~74歳の6千人を対象にした調査では、7割超が「70代以上まで働きたい」と回答。働く理由(複数回答)は「生計の維持」が最多の41・9%で、「健康維持」(38・0%)、「小遣い確保」(34・7%)、「社会とのつながりを得る」(32・5%)と続いた。 (引用元) シニア社員活用の動き拡大、生産年齢人口減少で 役職定年廃止や定年延長、人生設計変更も"
記事は役職定年廃止や定年延長などにより、
シニア層の働き方も変わってきているといった内容で、
この手の記事にしてはバイアスがないように思えましたが、
既に定年を越えている人が70代以上も働きたいとは意外と言えば意外です。

お金があっても働きたいのか?


ちょっと気になったので、元ネタを当たってみました。
下記のサイトに元ネタがありました。


それによりますと、加齢とともに、何歳まで働きたいかの年齢も伸びており、
現在の年齢プラス5~10歳程度まで働きたいという人が多いとのこと。

従って、統計的には70歳超の人が80歳まで働きたいと思えば、
この手の統計では大きく出るのだな...というのが第一印象です。

さらに、そもそも「生計の維持」も「小遣い確保」の要はお金の問題です。
ただこれ以外にもお金関係の選択肢は多くて、
「家計を補助するため」「貯蓄・貯金をするため」「旅行の費用を稼ぐため」
「大きな買い物の出費に備えるため」「経済的に自立するため」
といったものがあります。

複数回答ありなので、お金の為に働いている人の実数はわかりませんが、
やっぱりお金の為という人が記事の印象よりは多いのではないかと思われます。

お金があれば働かないのでは?


個人的にはお金関係の選択肢は一つにして頂きたかったですね。
また、「お金が充分あっても働きたいか?」という質問もして頂きたいところ。

お金が充分あるのに、「健康維持」とか「社会的とのつながり」を理由に働くのか?
この辺はちょっと興味があるところですね。

70代以上まで働きたい人が7割超と言われると、
仕事が嫌いで早期退職した自分からみると本当かな?
と思ってしまいますが、
お金があれば本当は働きたくないよ!という意味合いが強くての
70代以上まで働きたいなら理解できなくはありません。

まあとは言っても、本当はお金の為なのに、
自分はやりがいを求めてとか、社会貢献の為とかいう人もいますので、
この手の統計がどこまで真実の姿を見せてくれるのかはそもそも疑問ですが...

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6 件のコメント:

  1. 健康は損なう可能性の方が高そうな気がするけどなあ

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    1. 私もそう思います。それなりに満足いく職場で働いている人が思ったよりも多いということなのか?それとも、俗説に惑わされているだけなのか?この辺も気になるところです。

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  2. 資産はパーッと散財する気が起きないので、散財する金を仕事で稼ぎたいという気持ちが強いです。でも健康に影響がなくストレスがゼロ、短時間という条件が必須なので仕事が見つかりません。

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    1. 私もリタイア前は、旅行などの趣味のお金はパートタイムジョブで稼ごうと思っていましたが、それはかなりハードルが高いと考えて方針転換しました。

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  3. お金が十分にあれば、社会的繋がりや健康維持はジムやボランティア、カルチャースクールに通う等の方法でも得られそうですので、やっぱりお金の為。。が本音のような気がします。

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    1. お金の為という本音を隠して、仕事を礼賛する流れはちょっといかがなものか?という感想を個人的には持っています。

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