資金が充分でないのにFIREして失敗
FIRE卒業の一因は投資失敗、甘い見通しにあり!
という指摘をされている記事を拝読させて頂きました。
"しかし、2023年あたりから、「一度はFIREをしたけど、卒業した」という声も耳にするようになりました。卒業したと言えば聞こえはいいですが、結局、投資がうまくいかず、パッシブ収入だけではやっていけなくなり、また働き始めた、というのが実情のようです。FIREにもFIRE卒業にも、さまざまな形や事情があるでしょう。とはいえ共通しているのは、いつどの時点でFIRE可能なのか、その見極めを誤って早計に退職してしまったケースがかなりあるらしいことです。 (引用元) FIRE達成者が直面する現実…退職後に気づく「3つの罠」【投資のプロが警鐘】"
確かに記事にあるような方は一定数いらっしゃるとは思います。
しかしながら、FIREに関する情報が簡単に手に入るようになっている現状で、
「FIREにいくら必要か?」というのはこすり倒された議論かと思います。
この状況でFIRE必要資金を見誤る人が多数派なのか?
FIRE卒業の原因は「FIRE生活の退屈」「仕事への未練」みたいなのが多い気がしますが、
実際はどうなのか気になるところではあると思います。
逆に十分すぎる資産があってもFIREしない人も...
記事で触れられているのは、投資に対して楽観的すぎるため、
本来はもう少し資金が貯まるのを待ってFIREすべき人かと思います。
しかしながら、世の中には十分すぎると思われる資産があるにもかかわらず、
FIREへは踏み切らずに会社員を続けるケースもあるかと思います。
そして私の勝手な印象で言えば、こちらの方のが多いかと思います。
この理由を個人的に考えますと以下の通りになります。
FIRE資金が貯まったからスパッと会社を辞めるというのは、
簡単そうに見えて簡単ではないと思います。
お金は本当に足りるのか?お金はいくらあっても不安でしょうし、
いざ足りないとわかっても前職と同条件の仕事に戻れる確率は低いわけで、
普通の方は慎重に慎重を重ねて退職に踏み切るかと思います。
そんな理由から、例えば、最初は5千万円貯めてFIRE!と言っていたのが、
5千万円貯まったらやっぱり1億円!みたいにゴールが動く...
これはやむをえない部分が大きいかと思います。
辞め時は訪れると思う
私もFIRE目標金額を達成してから、
結構な期間ずるずると働いていた感じでした。
ただ、「これ以上働くのは絶対無理!」みたいなタイミングが訪れて、
そうなるとお金に対する不安みたいなものは、
「何とでもなるだろう...」という感じに変わっていきました。
まあ、その時辞めたのがFIREのベストタイミングだったのか?
良く考えると判定は難しいのですが、
FIRE開始時期については、早すぎより遅すぎのリスクのが高いのでは?
と私なんかは思ってしまいますね。
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個人的には、資産が十分にあってもFIREしない理由の多くはFIREそのものを知らないというのが大きいと思います。FIREは仕事を辞めて人生をサボっているとしか思われていないので選択肢に上ってこないです。
返信削除億単位の資産を持っているけどきつい仕事をしている知り合いが、緩い仕事に変えたいと思って仕事探しをしているがいい仕事が見つからないそうです。大会社の重役で高給取りとなると、楽な仕事を探しているなんて人は皆無なのがその原因だそうです。
大会社の重役クラスで、退職したら引く手あまたみたいに豪語していた人が、結局どこにも行けなかったケースをいくつか知っています。社内評価と社外評価が全然違うということなのかな?という感想を持ちましたね。
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