2024年3月18日月曜日

静かな退職について ④ 静かな退職より本当の退職(FIRE)

「静かな退職」で幸福な生活を過ごせる条件


これまで「静かな退職」に関する私見を述べてきましたが、
静かなる退職でそれなりに満足した生活を過ごすというのは、
やはり難易度が相当高いと思われます。

私が「静かなる退職」的なサラリーマン生活を過ごしてから、
本当の退職(FIRE)へと至った経験から、
静かなる退職で幸福な生活を過ごせる条件を以下のように考えてみました。

① 完全在宅勤務(ラッシュの電車通勤なし)
② 残業は一切なし
③ 有給休暇の完全消化
④ 良好な職場の人間関係
⑤ リストラされるリスクがない

うーん、こう書いて見ますと、
そんな会社がこの世にあるのか?
と言ったレベルになってしまいます。

今後の解雇規制緩和が気になる


まず第一にサラリーマンを辞めた今となっては、
満員電車に乗って通勤すると考えただけでアウトです。

在宅勤務で通勤する必要がなく、
残業もなく有給休暇はきっちり貰えるのなら、
報酬額によってはまあ働いても良いかな?
とも思えるかもしれません。

ただ、このような状況であったとしても、
上司が電話やzoomで頻繁に文句を言ってくる環境だと、
いくら在宅勤務と言えども心休まる時がありません。

そして個人的に怖いと思っているのが、
今後の雇用を取り巻く環境です。

少し前まで、AIで仕事を奪われるとか大騒ぎしていたと記憶していますが、
今は人出不足が深刻ということで大騒ぎしています。

10年とか20年のスパンで見た場合、
再び失業率の増加が問題となる可能性は高いです。

また、今はリストラされても会社にしがみつくことができる可能性がありますが、
解雇に関する規制が緩くなるようなことがあれば、
問答無用でクビになることも考えられます。

「静かな退職」とか言っている人からクビになる?


世間一般では優良企業と言われる会社でも、
リストラは普通に行われていますし、
会社としては、静かな退職とか言っている人からクビにしたいでしょうから、
静かな退職のような状況で定年まで過ごせる確率は低いのでは?
と個人的には思います。

やはり、仕事に不満のある方々が目指すべきなのは、
静かな退職ではなく本当に退職をしてのFIREでは?
ということを改めて実感する次第です。

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