2024年3月4日月曜日

「働かないおじさん」の存在が許される会社ってそんな多いの?

働かないおじさんをディスる記事


相変わらず、50代の「働かないおじさん」をディスる記事は多いですが、
個人的にちょっとどうなのよ?と思ったのが以下の記事です。

"1月上旬、退職した課員の後任者として企画部からB山さん(32歳、主任)が異動してきた。新製品のプロモーションを担当していたB山さんは、クライアントや社内会議用に資料を作成するためパソコンの扱いに長けていた。A川さんはというと、特にExcel、PowerPointが必要な作業は不得意で、C村総務第1課長(以下「C村課長」)から各種資料作成の業務が回ってくると、
 「これ、俺には無理だからよろしく」 と他の課員に押し付けた。頼まれた課員達は不満げだったが、課内で最も勤続年数が長いA川さんに文句を言う者はなく、C村課長も見て見ぬふりをしていた。  (引用元) " エクセル、パワポが苦手で後輩に「仕事を丸投げ」する50歳…「働かないおじさん」はなぜ発生するのか?"
記事では、50歳の部下なし係長のA川さんが後輩に仕事を丸投げする姿が描かれており、
人事評価の運用基準が厳しくなると、A川さんはクビになるのでは?
と結ばれています。

部下なし係長が仕事を丸投げできるのか?


記事内では、C村課長がA川さんとB山さんに2人で資料を作るように依頼します。
私の感覚だとここがちょいとおかしいですね。

仕事というのは大抵の会社はうなるほどあるわけで、
C村課長から仕事がおりてくる場合、
これはA川さん、これはB山さんという感じになるので、
仕事がおりる段階で担当者も決まるので、
非役職者が非役職者に仕事を丸投げなんてできません。

まあ、部長とか課長が部下に仕事を丸投げなんてのは、
いくらでも見られた光景ではありましたが...

働かないおじさんの存在が許されるなら...


ちなみに、私が会社を辞めた段階でのポジションというのは、
そもそも仕事を丸投げする部下・後輩はいませんでしたので、
「働かないおじさん」にはなりようがなかったという感じです。

しかしながら、私が退職を申し出た際に、
異動を打診された部署に実際に行っていたら、
ちょっと様相は変わっていたかと思います。

その部署は、記事にあるような
「資料を作成するためパソコンの扱いに長けていた」若手社員が多く、
私はその若手社員達と同じような仕事になっていた可能性が高かったです。

私はExcelやパワポでの資料作りはそれ程苦手ではなかったですが、
それを得意とする若手社員と比較すると技術・速度でかなり劣りました。

となると、私は働かないおじさんではなくて、
「仕事の遅いおじさん」
「仕事のできないおじさん」
という扱いを受けていた可能性は結構ありましたね。

記事にあるような、「働かないおじさん」なんて存在が許されるのなら、
仕事は仕事と割り切って、早期退職なんて考えなかったかも...
とちょっとだけ思いますね。

そんなに働かないおじさんは多いのか?
働かないおじさんを働かないままにしている会社は多いのか?
この手の記事を読むといつも疑問に思います。

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2 件のコメント:

  1. 確かに設定が変ですわね。大がかりな仕事をチームで協力して形にするという話ならまだわかりますが。資料作成を誰かに丸投げする部下なし係長50代とて、フーテンの寅さん的な役割があるのかもしれず(笑)このお話はどうも作られた働かないおじさんのようにも見えます。

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    1. 大がかりな仕事とて、それぞれに役割分担はあると思いますからね... 話を盛っている可能性は高そうです。

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