自分のやりたいことだけやっていきたい
まがりなりにも、早期退職、FIRE,セミリタイアを目指す人にとって、
「自分のやりたいことだけやっていきたい」
という言葉に賛同を覚えないひとはいないと思います。
昨日も少し触れましたが、この言葉には2つの重要な側面があります。
それは、
① 自分のやりたいことをやっていくこと
② 自分がやりたくないことは一切やらないこと
ということです。
どちらも大事なことではありますが、より重要なのはどちらか?
これは人によって異なるかと思いますが、
私にとっては②の方が重要だというのを、
日々のFIRE生活で感じるようになってきました。
思い描いていたFIRE生活は?
私の勝手な想像図となりますが、
FIRE志望者の多くはサラリーマン時代とFIRE後のイメージは、
下記の図のような感じではないでしょうか?
要するに、サラリーマン時代なんてのは、
仕事はやりたいこととは大きくかけ離れており、
生活においてやりたいことのできる時間というのは、
平日はほぼなしで、休日で家事雑用・休養を除いた時間くらいなので、
全体でみればせいぜい10%程度、
これがFIRE後には100%全部好きなことに時間を使える!
幸福度はMAXになるだろう!というイメージです。
ただ、私の実感としては、せいぜいこんな感じです。
私の怠惰な性格が災いしている部分が大きいですが、
サラリーマン時代に思い描いていたFIRE生活でやりたかったことの、
せいぜい20%程度しか実現していないと思います。
それでも、FIREして良かったと思える理由というのは、
サラリーマン時代の自分の時間の使い方を振り返ってみてです。
サラリーマン時代にやりたいことをやっていたとしても、
休日と言えども常に仕事のことを考えさせられる環境だったので、
旅行でも読書でも本当に楽しんでいたのか?
と問われれば、今冷静に考えますと、0%に限りなく近いと思うんですよね。
その仕事由来のストレスとかプレッシャー、
これがゼロになるというのがやはり一番大事と言えます。
ノーストレスなら普通に楽しい
自分が怠惰な生活を過ごしているのを正当化するわけでもないですが、
特にこれと言ったことをしなくても、
ノーストレスなら、まあ普通に楽しい生活なんですよね...これが。
まあ、私と同じような生活をしていたと思われる人の一部の方々は、
FIRE卒業とか言って再びストレス社会に飛び込んでいかれますので、
誰もが同じよう感じるわけではないでしょう。
ただ、本当に仕事が嫌でしんどいという状況であるなら、
特にやりたいことがなくても、
FIREを目指す価値はあるんじゃないか?
という感想を今の私は持っています。
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リタイア後なんか頑張らなくなったなという気持ちはあり、もっと充実した生活にしなきゃと思いますが、それでも仕事していた時の嫌なことをしなきゃいけないというのがなくなったのは非常に大きな安心になりましたね
返信削除「充実した生活にしなきゃ」というのはFIRE後は結構強かったのですが、最近ではあまり考えなくなりましたね。嫌な事さえしなくてよければそれで良いというのが今の考えです。
削除そうなのですよね。よーは、暮らし全般が[何かに支配されている状態からの脱却]がFIREですわよね。仕事/会社に支配され、人によっては病に支配され(病を得ても支配されることのないような取り組みが必要)、不当な自称家族に支配され・・・と何かが絡みついてきて乗っ取られた人生を取り返しているのがFIRE初期です。閣下はまだまだリハビリ中なのですわよ。
返信削除会社に支配というのはそんな感じですね。すべての時間を会社の自由にしてよいはずはないのに、休日でも夜でも平気で電話かけてきますからね...
削除結局充実しなければならないという価値観も社会からの押し付けにすぎなかったんだと思う。野生の生物に充実もくそもないがそれが不幸かと言われると決して不幸じゃないと思うから
返信削除サラリーマン時代より前の学生時代から、充実しなければならないという価値観がずっと押し付けられていた気もします。私は、TVがやたら感動を押し付ける演出をしている影響が大きいとみています。
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