「出世すると苦労する」は本当か?
昨日と同じ文章の引用ですが、本日触れたいのは後半部分です。
"役職面では同僚達から後れを取っていたが気にならなかった。その理由はもともと入社時から自社製品の開発を行う部署で働きたいと上司に何度もアピールしたが叶わず、徐々に仕事に対するやる気を失っていったことと、仕事終わりに同僚達と飲みに行くと、「部下に注意したらパワハラ扱いされた」「業績が上がらず上役に叱責された」などと愚痴ばかり聞かされ、出世して大変な思いをするくらいなら現状維持の方がマシだと思ったからだ。 (引用元) " エクセル、パワポが苦手で後輩に「仕事を丸投げ」する50歳…「働かないおじさん」はなぜ発生するのか?"
この文章を読んだだけでは、
「出世しない方が良い」という結論になるのは、
ちょっと理解できない感じです。
出世しないと仕事の丸投げもできない
まず第一にですが、出世しないと仕事の丸投げもできません。
一昨日もこの件に触れましたが、そもそも部下なし係長が仕事を丸投げできる...
ちょっと私がいた組織では考えにくいです。
また、「部下に注意したらパワハラ扱いされた」ですが、
こういう事を言ってくる人に直接接するのは、
それこそ部長とか課長ではなく係長レベルでは?
むしろ、出世しないことによって、
パワハラだなんだと直接巻き込まれるリスクも高まる気がします。
そして、「業績が上がらず上役に叱責された」に至っては、
ちょっと理解に苦しむところです。
業績が上がらなければ、部長は役員に怒られ、課長は部長に怒られ、
一般社員は課長に怒られます。
問題は、誰に怒られるのが一番キツイかだと思います。
この文章だと、出世したから叱責されるみたいに書かれていますが、
私の経験上だと、課長レベルが一番きつく怒られる印象があります。
出世できなかったので早期退職
私の例でいえば、出世できなかったことによって、
色々と細かい雑用もこなさなければいけなかったし、
問題社員と直接接しないといけないこともあり、
その辺がもううんざりとなって、
早期退職の引き金になった部分もあります。
しかしながら私とは逆に、
出世して責任が重くなるのが嫌で会社を辞めたと言う方もいらっしゃいます。
私もこの辺りの理屈は頭では理解できるのですが、
実際はそうかな~という感じですね。
日本の会社というのは、巧妙に責任が組織内で分散されているので、
よっぽどのことがない限りトップだけが責任をとって...
みたいなのはないように見えます。
まあ、私は偉くならなかったので、
お偉い方の苦労がわからないだけかもしれませんが...
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