”FIRE卒業”を肯定する動きも?
少し前に”FIRE卒業”がちょっと話題になったことがありますが、
概ね否定的な意味合いに捉えていた人が多かったように見えました。
しかしながらここに来て、”FIRE卒業”を肯定的に捉える論調も見られます。
FIRE卒業の理由としては、「経済的理由」「生きがい喪失」がありますが、
どちらのパターンでも、一旦FIREを卒業してから、
再びFIREへ戻ってくればくれば良いじゃなかいか?
といった論調です。
この「再度FIRE」ともいうべき動きについて、
個人的に気になった点について述べてみたいと思います。
ブランクのあるサラリーマンを雇う会社はあるか?
再度FIREを肯定的に捉える方の多くは、
再就職が比較的容易にうまくいく前提に立っているように思えます。
正社員の職を辞して、数か月でFIRE卒業という場合ならともかく、
2~3年、あるいはもっと長いブランクがあった場合、
従来のキャリアの延長線上で職を得るのは困難かと思います。
よほどの能力がある人や超難関資格保有者とかならいざ知らず、
普通のサラリーマンであれば、
従前より悪い条件での就職となる確率が高いです。
真のFIREへは遠回りになる
このことの意味するところですが、
経済的理由でFIRE卒業をした人にとっては、
従来より悪い条件で働くことになるため、
ずっと労働を続けた場合に比べて、
真のFIREへ到達するのが大きく遅れるリスクがあります。
ただ、より深刻なのは生きがい喪失を理由にFIRE卒業した人かと思います。
仕事のブランクが長い人が職を得るのは困難であるということは、
生きがいを得られるような職に就けることも困難であるということです。
生きがい喪失という考えが出てくる可能性のある人は、
一旦FIREして、飽きたらまた働けば良いというのは、
結構リスクがあるように思えます。
「お金があるんだから、仕事が嫌になったらただ辞めれば良い」
と言われればそうかもしれませんが、
これはより深刻な事態を招く可能性があると個人的には思います。
それについては事項で述べたいと思います。
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