2023年12月23日土曜日

FIRE生活では人間として成長できないのか?

FIRE生活では自分の成長が感じられない?


FIRE卒業の理由として時々聞くのが、

”FIRE生活では自分の成長が感じられなかった”

といったものです。

広い意味では”生きがい喪失”に含まれる気も致しますが、
これについては、私は全く逆の感想を持っています。

むしろ、

”サラリーマン生活では自分の成長を感じられなかった”

というのが私の感想です。

単調な仕事を繰り返す晩年のサラリーマン生活


私のサラリーマン生活の最晩年の10年くらいは、
同じような仕事の繰り返しであって、
特別に新しい知識を必要とされる場面はありませんでした。

おそらく、サラリーマンを65歳くらいまで続けていたとしても、
似たような生活が続いていたと思われます。

それでは転職すれば良いじゃないか?ということも考えましたが、
そもそも40歳を過ぎての転職は困難なことに加えて、
自分が目指すような日々成長を感じさせることの出来る職場に出会う確率...
相当な低い確率だったと思います。

このような”成長を感じさせない職場”にずっといたことが、
早期退職を促したと言っても良いかと思います。

日々成長を実感しているとも言えるFIRE生活


一方、FIRE生活は時間がたっぷりとありますので、
興味の赴くままに色々な知識を吸収しているという側面もあります。

例えば、美術関係は本やYouTubeでそれなりに勉強したので、
今度欧州の美術館に行った際には、
過去に比べて楽しみ方も濃いものになる気が致します。

サラリーマン時代は、仕事から吸収するべき知識も少なく、
普段家に帰っても勉強とかする気力もなかったので、
むしろサラリーマン時代こそ、成長という点では停滞していたと思えます。

私の知識が増えようが世間には何の影響もないが...


まあ、成長という意味合いにおいては、
仕事で世間様のお役に立つとか、
金銭的な価値を生み出すなりしないと、
全く意味がないという方も多いかと思います。

確かに、私が読書で教養を身に着けたり、
語学の勉強をして語学が堪能になったところで、
1円のお金を稼ぐこともなく、
誰も誉めてくれるわけでもありません。

ただ、私個人の感想なり実感なりとしては、
単調な仕事でそれなりのお金を稼いでいたサラリーマン時代よりも、
1円にもならない読書にかなりの時間を費やしているFIRE生活の方が、
人間としての成長を感じているといったところです。

”仕事しないと人間として成長しない”ってのはどうなんでしょう?
私はちょっと違うと思うんですけどね...

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2 件のコメント:

  1. 認められるには外部に影響を及ぼす必要があるだろうから、認められようと思わなければいいんだろうな

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    1. 仕事で上手くいったところで認められないケースも多いですから、他者に認められることが唯一の拠り所だとリスキーな生き方になるかと思います。

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