セミリタイア資産はいくらあれば安心か?
私の勝手な印象という部分は大きいかと思いますが、
昨今は「いくらあればセミリタイアできるか?」ではなく、
「いくらあればセミリタイアしても安心か?」
という問題設定に軸足が移っている気がします。
物価高を主原因として、
「最低限度の生活」の水準が上昇してきており、
最低限の生活で構わない!という、
セミリタイア生活の脆弱性が露になってきたこと等が
その主原因として考えられます。
ただ、不安定な世の中において、
いくらあればセミリタイアしても安心か?
というのは、極めて難しい問題かと思います。
今の私がいくら稼げるか?から出発する
実際問題として、一般的なセミリタイア生活者の資産規模は、
せいぜい数千万円というレベルかと思いますが、
このレベルであれば、株価暴落や2桁のインフレなど、
不安要素を挙げればいくらでもあるので、
安心できない理由を考えればいくらでも挙げられます。
なので、そもそも論として考えますと、
不安はあるけど、ある程度のリスクは致し方ない...
と割り切れるかどうかが、
安心したセミリタイアを過ごせるかのキーとなる気が致します。
今の私がいくら稼げるか?から出発する
それでは今の私がいくらあるとセミリタイア生活で安心できるか?
という発想のキーとなるのが、
「今の私がいくら稼げるのか?」
という視点から考えることとなっています。
私は退職後6年が経過しており、50代も半ばの年齢であることより、
恐らく元々のキャリアを活かした仕事は絶望的に無理かと思います。
となると、人手不足業界で比較的誰でもできる仕事以外に、
私が働く道はないかと思いますが、
それは最低賃金にかなり近い水準でしょう。
ただ、実際にこのような状況に追い込まれている人はそれなりにいて、
彼らもそれなりの生活ができていると推測されます。
となると、この水準の労働と同等のキャッシュフローを、
資産運用と資産取り崩しで賄えれば、
基本的に生活は問題ないのかな?
というのが、私のセミリタイア資産の割り切り方の一つです。
ざっくりいって、年間150万円程度のキャッシュフローを、
年金支給開始年齢までキープできるのであれば、
野垂れ死ぬことはないだろうと思っているわけです。
まあ、この辺りの割り切り方というのは人それぞれ、
万人が納得いく理論形成は難しいと思いますので、
やはり最後は自分が割り切れるかどうかがキーになりそうです。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿