同じ年間2百万円の生活でも...
FIRE生活を実際に経験した身から見ると、
例えば、5千万円の資産で年間2百万円の支出というFIRE生活は、
4%ルールから見ても無理がないのに加えて、
そこまで極端な節約生活という感じはしません。
ところが、これが一般のサラリーマンで年収2百万円の生活となると、
「生活が苦しい」
「遊びに行くことも飲みにいくこともできない」
などという悲鳴が聞こえてきます。
実際問題として、サラリーマン生活だと、
スーツや革靴代などといったコストに加えて、
付き合いで飲みに行ったり、割高なランチを上司と食べなくてはいけないなど、
サラリーマン特有のコストはあるかと思います。
こういったコストに加えて、
サラリーマンだと自炊をする時間がないなど、
無理のない節約をする時間が確保できないことが高コストに追い打ちをかけます。
「節約生活は嫌い」という人が多い
なので、同じ年間2百万円の生活費と言っても、
サラリーマンと無職(FIRE)ではその意味するところはまるで違います。
無職(FIRE)にとっての年間2百万円の生活というのは、
それなりの工夫さえあれば、
結構楽しい生活を送れるというのは、
ある程度じっくりと考えてみるとわかるかと思います。
しかしながら、一般の人から見ると、
そんな考察をすることはそもそもないでしょうし、
そんな最低賃金に近い予算での生活は嫌だ!
というのが本音ではないかと思います。
例えば、年間5百万円くらい稼いでいるサラリーマンが、
そのうち年間3百万円を貯蓄・投資に回して、
年間2百万円で生活をして、
15年くらかけて5千万円の資産を達成してFIRE、
その後は年間200万円で生活をするとします。
私などにはなかなか魅力的なプランに映りますが、
多くの人にとっては、普通に働いて毎年5百万円使う生活のが良くない?
という感じではないでしょうか?
生活レベルを落とさないFIREは極めて困難
サラリーマン時代からの投資・貯蓄・節約等でFIRE資産を築いた方々は、
同じくらいの年収の人に比べて、かなり生活レベルを落として、
それがFIRE後も継続されているというケースが多いと思います。
この「生活レベルを落とす」というところが、
多くの人にとって魅力的ではないことから、
FIREブームは沈静化したという部分はあるのではないでしょうか?
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿