いつでも会社を辞められる状況とは?
例えば、セミリタイア目標資産を5,000万円と設定している人がいるとします。
ただ、この人にとって5,000万円というのはあくまで目標金額であり、
実際は3,000万円あればセミリタイアは可能という計算をしており、
仕事の状況次第によっては3,000万円到達で早期退職を決行するかも?
という計画を立てているとします。
そうなると、この人のセミリタイア資産が3,000万円に到達した時、
いつでも会社を辞められる状況になったと言っても良いかと思います。
いつでも会社を辞められる思うと楽になるか?
世間一般の通説では、会社を辞めても何とかなると思えば、
仕事で多少辛いことがあっても以前よりは楽な気持ちでいられるよ!
なんてことをいう人がいらっしゃいます。
ただ、私の経験上から言うと、ちょっとそれは違うかな?
と思うのです。
第一に、会社をいつでも辞められるとはいうものの、
今辞めてしまうと理想のセミリタイア生活に比べてダウングレードします。
後の長いセミリタイア生活を考えると、
このダウングレードは容易に受け入れられるものではありません。
第二に、仕事に対してのモヤモヤ感がますます強くなります。
ダウングレードするとは言え今の資産でセミリタイアできると思うと、
何でこんな仕事をしなければいけないんだ!
という憤りのような感情が増えてきます。
辞めるべきか辞めないべきか?
この辺りの葛藤が増えてくるので、
日々モヤモヤした気持ちになることが増えてきて、
仕事に対して割り切れない気持ちのようなものはむしろ強くなっていきました。
目標額を超えているならGO!
従って、最初の例に戻って説明致しますと、
セミリタイア資産が3,000万円から5,000万円へ増える過程というのは、
それ程気持ち的には楽ではないかもしれないな...と思います。
ただ、世の中には、上記の例でいえば5,000万円貯めたのに、
なかなか実際に早期退職に踏み切れないというパターンもあるでしょうが、
これはちょっともったいないのでは?と個人的には思います。
この状態なら自分と自分の計算を信じて、
即会社を辞めても良いのではないでしょうか?
こういうふうに見ていきますと、
世間で言う「いつでも会社を辞められる状況」とは、
一体何を指しているのか?
この辺りから考えて行った方が良いかと思います。
目標金額に達したからハイ辞めますって人は少ないんじゃないですかねえ?
返信削除私は窓際部署に異動させられた上、中間管理職への昇進から逃げられなくなった事が決定打でしたし、ブログを見ていると欝などの精神的な事で辞めた人が非常に多く、何かのきっかけがあってセミリタイアに踏み切るパターンが多いと思います。
資産額はその時の判断材料として使うだけで、実はそれほど意味がないんじゃないかと感じています。
ただ、セミリタイアした人の中には、自己を肯定したいために絶賛する人がいますが、セミリタイアは想像以上に失う物も多いので、無責任に他人に薦める事では無いと思います。
目標金額に達したからすぐ辞める人はご指摘の通り少ないと思います。タイミングとかもありますからね。ただ、ずるずると働き続けるのは後悔につながるリスクも高いのでは?と思います。
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