成功者の語るFIRE否定論に対する質問
株式市場が不安定になると、FIRE否定論者が息を吹き返す...
そんな状況が続いています。
昨日はNY市場が大幅に上昇して、この勢いが続くのであれば、
再び積み立て投資派を中心としたFIRE希望者が逆に息を吹き返すと思います。
その辺の事情はさておき、昨今は仕事で成功した人が語る、
FIRE否定論が増えてきたように思えます。
しかし、仕事で成功している人はそもそもFIREを目指さない確率は高いので、
私としては、彼らにこのような問いかけをしたいのです。
仕事で失敗していたとしてもFIRE否定論を貫けるのか?
サラリーマンであれば、自分が一番嫌な仕事の部署に配属され、
一番嫌い人が上司だった場合でも、FIRE否定論を貫き、
仕事を続けたいなどと言えるのか?
ということです。
予想される反論
この手の問いかけに対して、予想される反論は2パターンあると思います。
一つは、自分は絶対そのようなことにならないというもの。
自分は人の何倍も努力したので今の地位を築いた、
そのような不遇なポジションにつくことはない!
と断言するパターンです。
しかし、実際そのような不遇なポジションにいる人だって、
努力をしていないわけではないケースもあります。
そもそも会社では、誰かしら嫌な役を引き受けなくてはならず、
その誰かが自分だったかもしれないとは想像もしないというのは、
ちょっと説得力はないのではないかと思います。
もう一つは、自分ならそのような不遇なポジションでも、
それなりに楽しく仕事をこなすというもの。
ビジネス書などによくある、どんなに嫌な上司でも良い点はあるので、
そこに注目してつきあいましょう!とかいうきれいごとをいうパターンです。
まあ、確かにどんな人ともうまくやる人はいますし、
どんな仕事も前向きにやる人もいるでしょうが、
大抵の人には無茶な話だと思いますよ...
世の中、嫌いな仕事のが多く、嫌なヤツのが多い
会社全体にどんな仕事があるかを考えてみても、
そもそもやりたくない仕事のが多く、
誰もがやりたい花形的な仕事に就くのはごく少数という感じですね。
また、世の中そんな嫌なヤツばかりでもないとは思いますが、
上司・部下という上下関係になると、
途端に嫌な奴に早変わりするパターンも多く、
この上下関係というヤツは極めて厄介です。
そんな世の中の仕組みだからFIREという逃げ道が脚光を浴びているわけで、
この辺の事情を考えないで、
努力すれば皆が勝ち組になれるみたいな考えは、
ちょっと違うんじゃないかと個人的には思いますね。
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