お金と時間の関係
昨日は年収がある程度以上アップするのであれば、
セミリタイア願望が消えるのでは?
という話を致しました。
このことは、違う側面から見ると、
お金と時間の関係をどう解釈するのか?
という問題になるかと思います。
早期退職理由で多い「お金より時間が大事」
早期退職理由として良く言われるのが、
「お金より時間が大事」
というコンセプトです。
私自身、このコンセプト自体に異議を唱えるつもりはないのですが、
ちょっと乱暴な議論なのかな?という気は致します。
第一に、お金より時間が大事といくら言ったところで、
お金がある程度ないとセミリタイアもへったくれもありません。
セミリタイア実現の為のお金が貯まるまでは、
さしあたって今のところは時間よりお金が大事、
と言っても間違いではないかと思います。
第二に、セミリタイア資金が十分ある状態でも、
極めて割の良い仕事があればやるんじゃないですか?
ということです。
例えば、単純作業で日当10万円という破格のバイトがあるとします。
時間 > お金 という単純な図式を考えれば、
貴重な1日という時間は、10万円という大金より価値があることになります。
ただ、普通に考えれば、余命1日とか、
資産が10億円くらいあるとかいう人でもない限り、
このバイトはやるでしょうということです。
時間とお金の最適なバランスを探す
「お金より時間が大事」というコンセプトを突き詰めますと、
最低限の生活できるお金が貯まった段階ですぐにでも早期退職に踏み切るべき!
という結論が導き出され、実際そのように行動される方もいらっしゃいます。
ただ、以下の3パターンを考えた場合、
どれが良いかは一概に言えないのではないかと思います。
① 30歳でセミリタイア、以降年間100万円で生活する
② 40歳でセミリタイア、以降年間200万円で生活する
③ 50歳でセミリタイア、以降年間300万円で生活する
もちろん、30歳以降どのような労働をするのかによっても判断は変わりますが、
私なら③を選択することになると思います。
単純な 時間 > お金 という図式では①一択となりますが、
時間を質的に活かすにはある程度のお金が必要となるわけで、
時間とお金の最適なバランスを自分なりに見つけるのが大事なのかな?
ということを思う次第です。
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