「若年 × 低支出」のセミリタイア
最近話題になった”400万円FIRE”の方など、
最近は若くして低支出型のセミリタイアも増えていると思います。
背景には根本的なサラリーマン生活への拒絶が多く見られ、
このまま60歳とか70歳とか働き続けるなんてのは考えられない、
それだったら、低支出でも構わないので、
早めにセミリタイア生活にはいってしまおう、
お金の足りない部分は楽なバイトでもして補えば良い、
と考えるのはそれなりの説得力を持っては言えます。
例えば30歳で年収でグイっと上がるとしたら?
そして、もう一つは給料が上がらないという問題もあるのでは?
と推測されます。
昔どなかのブログで読んだ記憶があるのですが、
自分の上司の年収を知って愕然とした!みたいな話です。
若手で給料が安いのは百歩譲って仕方ないとしても、
40~50歳でその程度しかもらえないなら全く割に合わない!
という考えも一定の説得力を持つかと思います。
ただこれは逆に言えばですが、給料がある水準以上になるのであれば、
早期退職とかセミリタイアとかを全く考えずに、
普通にサラリーマン生活を続けたいと思うのでは?
という仮説も成り立つのではないかと思います。
数値的な例を挙げれば以下のような感じです。
年間100万円のセミリタイア生活 > 年収200万円のサラリーマン
年間100万円のセミリタイア生活 > 年収300万円のサラリーマン 年間100万円のセミリタイア生活 > 年収400万円のサラリーマン
年間100万円のセミリタイア生活 ≒ 年収500万円のサラリーマン
年間100万円のセミリタイア生活 < 年収600万円のサラリーマン
この例では、年収500万円以上になるならば、
低支出セミリタイアよりもサラリーマンのが良いとしています。
この金額は個人差があると思いますが、
年収500万円以上なら普通以上の暮らしができるでしょうから、
貧乏セミリタイア生活を目指す必要はなくなるかな?
という人も一定比率いらっしゃるのではないかと思います。
ワンランク上のセミリタイアを目指すのはあり
もっとも、低支出セミリタイア最高の価値観に立てば、
サラリーマンなど年収100万円だろうが1,000万円だろうが同じ社畜、
などと斬って捨てられるかもしれませんが、
普通の人はそこまで割り切るのは難しいかと思います。
私自身の考えでは、
サラリーマン生活の現状に不満だからすぐに早期退職と言う発想は若干違和感があり、
まずは転職なりのキャリアアップが先ではないかと思います。
その結果、給与アップを勝ち取り、そのままサラリーマンを続けるもよし、
それでも早期退職やセミリタイアへの思いが継続するのであれば、
給与アップを背景にワンランク上のセミリタイアを目指すもよし、
ではないか?なんてことを思うわけです。
実際問題、無職なるより転職する方が、
心理的なハードルは低いでしょうからね...
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