旅行は一人が面白い!
J-CAST ニュースの記事で
社長の「ハッピーリタイア」考 必要なのは「自ら変える意識」だ!(大関暁夫)
というのを見つけました。
社長のハッピーリタイアについての記事ではありますが、
セミリタイアを考える上で興味深いコメントが載っていました。
それがこちらです。
「たとえば今はなかなか行けない旅行にしたって、初めの1~2年はいいけど、
一人じゃつまらない。そうかと言ってカミさんと行くんじゃすぐに飽きる、
というようなことになると思う。
趣味にしても、日々の仕事に代わるようなライフワークになりうる
何かを持っていない限り、リタイアしてしまうと
結局しばらくすればやることがなくなっちゃう人がほとんどじゃないのかな。
だから、辞められない、辞めたくない社長が多いのじゃないかと。
かくいう私も辞めてもやることがない、
いつまでやるの的経営者ではありますが......」
(出典: https://www.j-cast.com/kaisha/2018/03/18323749.html?p=all )
まず「最初に会社を辞めたらやることがなくなる」
という趣旨の発言に対しては、セミリタイア界からは多くの反論が既にでており、
自分も一言「そんなことはありません」と付け加えさせていただきます。
今回一番気になったのはそこではなくて、
「旅行は一人じゃつまらない」という発言です。
本当に旅行は一人じゃつまらないのでしょうか?
確かに、一泊二日の温泉旅行で仲間とどんちゃん騒ぎというのは楽しいです。
修学旅行がいい思い出であるという人も多いかと思います。
ただし、10日間を越えるような比較的長い旅は一人旅がいいのでは?と思います。
例えば1か月の旅行ですと、どんなに気の合う友人だって、
行きたい場所がすべてドンピシャ合うのは難しいし、
食事だって好みもずれてきますよね?
この議論で思い出すのは「卒業旅行」です。
大学卒業が決まってから、アメリカや欧州を比較的長期間
旅行する同級生は多かったです。
その中のあるあるとしてよく聞いたのが、
1週間程度行動を一緒にすると些細なことで口論が増えてきて、
結局、途中で別行動となったというパターンです。
でもその後の一人旅がつまらなかったという話は聞きませんね。
一人でいかに人生を楽しむか?
自分は一人旅が生き甲斐なのでこの方のご意見には同意できません。
ただこの件は一人旅云々だけの話ではないかと思います。
サラリーマン時代は好むと好まざるにかかわらず、
仲間に囲まれて生活をしています。
リタイア後は基本的にこのような仲間から切り離されます。
リタイア本の多くはそこで、
地域コミュニティへの仲間入りが大事!
仕事以外の人脈をいかにつくるかが問われます!
といった類の論調が目立ちます。
しかし、仲間がいないと暇だとか生き甲斐がない、
などというのはリスキーな考え方だと思います。
むしろ「一人でいかに人生を楽しむかが大事です」
といったアドバイスの方が有益ではないでしょうかね?
一番最初の「旅は一人じゃつまらない」というコメントも、
「自分はそうなんですよ」という文脈であればよいのですが、
一般論化してしまうとちょっと違うのではないかな?
とそんなことを考えました。
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