2018年3月14日水曜日

「定年後、最高の人生を送るための4K」に違和感あり ~ 一人生活も楽しい ~

定年後、最高の人生を送るための4Kとは何か

東洋経済の記事でちょっとハテナ?な記事を見つけました。
それが ”定年後、最高の人生を送るための4Kとは何か” です。
( http://toyokeizai.net/articles/-/211831 )

ここで述べている4Kとは
① おカネ(経済)
② からだ(健康)
③ こころ(生きがい)
④ 家族(パートナー、仲間なども含む)
だそうです。

① ~ ③については特に異論はありませんが、④ 家族については異議ありですね。
定年後に家族を大切にするという人に文句を言うつもりはありません。
しかしながら、リタイア後に大切なのは
「一人でも楽しめること」ではないでしょうかね?
アラフィフ独身男性から見ると、家族がいなければ不幸というのはちょっとね?
ですね(一応「仲間」というのも書いてはありますけど)。
自分にとっても仲間というのは極めて大切ですが、
家族なり仲間がいない = 不幸という単純な図式には違和感があります。
むしろ「一人でも楽しい」「一人でもやりたいことはいくらでもある」
という状況の方がはるかに幸せで健全であると思うのです。
定年後の議論ではこの点がまだまだ抜け落ちていることが多いのが気になります。

独立起業がお勧めって!!

さらに気になったのは以下のコメントです。

「4Kの要素を満たすのに有効なのが、独立起業です。
もちろん一定の度合いで成功することが条件ですが、
起業すれば、定年を過ぎても収入があるので、
貯金を取り崩す不安な生活から解放されます。
また、独立起業すれば仕事の内容はもちろん、
就業時間、協力先のパートナーなど、
いろいろなことが自分で決められますので、ストレスが大きく減ります。
おのずと心身ともに健康になっていきます。
再雇用や再就職を選ぶより、圧倒的に効率がいいのです」
(出典 http://toyokeizai.net/articles/-/211831?page=3 )

独立起業がお勧めってのがすごいですね。

「もちろん、何の準備もしていなかった人が
突然独立起業できるほど、社会は甘くない。」

と釘をさすのは忘れていませんが、

・起業して成功する確率は?
・独立起業して「仕事の内容はもちろん、就業時間、協力先のパートナーなど、
いろいろなことが自分で決められる」
ほどの殿様商売できる起業ってすごくないですか?

など疑問が次々に出てきますね。

むしろ定年後に起業のリスクをとって資金を失ったら、
それこそ悲惨な老後が待っていると思いますね。

この記事の裏テーマ的なものとして「働いていないとヒマで不幸」
みたいなものが随所に散りばめられているのも違和感ありですね。

「定年後は慎ましく一人で楽しく過ごしましょう」
などという発想はこの人たちにはないんでしょうかね。
世の中色々な価値観の人がいますが、
あまり他の人の価値観に振り回されず生きていきたいものです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿