セミリタイア後の世界一周旅行を辞めた理由
自分はサラリーマン時代にセミリタイアを決意した際に、
会社を辞めたら真先にやろうと思っていたことは
「世界一周旅行」でした。
会社を辞めたらすぐに1年くらいプラプラと海外を旅行する、
これがセミリタイアへのモーチベーションになっていた時期もあります。
しかしながら、実際にセミリタイアが現実味を帯びてくると、
1年間世界を旅行しようと気はなくなってきました。
その理由は色々ありますが、まとめると以下の通りです。
① 1年間家を空けるのは結構大変
賃貸一人暮らしの自分にとって1年間家を空けるのは大変です。
近所に家を見てくれる人もいませんし、
何かあったらどうするの?という問題はあります。
ただし、今では留守宅監視サービスもあります。
1年間誰もいない家に家賃を払うのはどうなの?
と言う問題はありますが、この辺りはお金の問題であり、
どうしても行きたいなら行けないことはありません。
② 本当に1年間も旅行に行きたいのか?
金銭的には何とかクリアできなくはないですが、
実際に世界一周に行きたいか?と言われるとそうでもないことに気づきます。
自分のセミリタイア理由の一つは「旅行」ですので、
今でも旅行に行きたい気持ちはありますし、
実際に夏に向けて南欧旅行のプランを練っているところではあります。
③ 同じお金を使うならテーマを絞って少し豪華に!
例えば、1日5,000円の予算で世界一周旅行に行くとすると
5,000円 × 365日 = 1,825,000円
もの費用がかかります。
また、1年間もの長期間の旅行は体力的にもしんどいですし、
その間に病気になったらどうするか?
などの色々と問題が出てきました。
同じお金を使うならば、
15,000円 × 30日 = 450,000円
の旅行に4回行った方が楽しそうだな!
と思うようになりました。
30日間もあれば、一つのテーマを追求するには十分な長さです。
病気などのリスクも、この程度の期間ならばクレジットカードの
付帯保険でカバーできます。
セミリタイアが実際近づくにしたがって、
考え方が上記のように変わってきました。
このことはもちろん、特別何もしないで家にいることが
当初想定していたより遥かに楽しい!
ということも影響しています。
「世界一周」というフレーズは現実逃避だった!
でも結局のところ、「世界一周」は現実逃避だったのだな!
と今では思います。
それでは現実逃避が悪い事かと言えばそんなことはありません。
それはやはり、サラリーマン時代の自分の現実が
かなりどうしようもない世界であったことは
まぎれもない事実であり、ここから逃避することは
極めて重要なことだったからです。
まずはわかりやすい目標を設定しておいて、
そして状況に応じて目標は微調整をしていく、
なんていうのは有りかと思います。
自分のケースでも、セミリタイア生活の目標を色々考えていくうちに、
何となく現実的なラインに落ち着いていったという感じです。
スタートは現実逃避でも、考え方の方向性さえ間違っていなければ、
ゴールへは辿り着くのでは?と今では思う次第です。
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