「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」を読んで、
メインのトピックスとはそれほど関係ないけれども、
ちょっと引っかかることがありました。
それがコミュニケーションについて語られている箇所です。(p69)
筆者は会社の飲み会を非常にポジティブに語られています。
以下該当箇所を引用致します。
コミュニケーションですが、これは人事部門などがよく注力する領域です。
部門の飲み会やら会社の総会やらで、参加が面倒だと考えている人も多いでしょう。
ただ、実は組織としてはこういった交流の場が重要で、
業務と関係ない話でもしてメンバーが仲良くなっていると、
いざ仕事でトラブルがあったり悩んでいる時にも気軽に声をかけることができて、
互いに協力しあうこともできます。
会社で働くメンバー同士の交流の機会が増えるほど企業としての一体感は高まります。
私も経営をしていると、一見意味のない時間を一緒に過ごしたほど、
その後に深い関係を築きやすい、ということに気づかされます。 (p69)
当ブログも含めて、ネット上では「会社の飲み会が苦痛」
という多くの悲痛な叫び声が聞かれます。
苦痛である飲み会に参加して「一体感が高まる」
などということはないと思います。
なので、こういった飲み会には断固反対の立場ではありますが、
反対だけするのも何なので、
「理想的な会社の飲み会」の形を提案したいと思います。
① 費用は全額会社負担
「企業の一体感を深める」「社員間の親睦」等
が目的であるならば当然費用は会社負担です。
② 「飲み会手当」の支給
社員は会社の為に貴重な時間を使うわけですから
手当の支給は当然です。
残業代だと中間管理職以上には支給されず
「無給労働」になりますので、
手当という形が理想的です。
③ 時間の明確化 & 2次会禁止
6時スタート8時終了など時間をきっちり決めて、
なおかつ、2次会禁止にすれば、
「飲み会になるといつ帰れるかわからない」
という恐怖からは少なくとも解放されます。
個人的な経験から言えば、2次会のエンドレスカラオケでの
自費でのタクシー帰りが肉体的&精神的&経済的打撃が大きかったです。
④ 焼肉・大皿料理は禁止
部下の方に負担がかかる形式の料理はダメです。
部下がひたすら肉を焼くだけでろくに食べられない、
女性社員が大皿料理を取り分ける負担を負うなどは論外です。
⑤ 説教・叱責の禁止
飲み会で一番嫌なことの一つが「説教」です。
「業務と関係ない話」でもして親睦を深めるのが目的ならば、
説教・叱責などは百害あって一利なしです。
明確に禁止すべきです。
ざっと思いつくまま挙げてみました。
要するに
「タダで美味しいものが食べられて、お金が貰えて、
終了時間が決まっていて、上司に給仕する必要がなくて、
変な説教をされることがない」
のであれば、2時間程度雑談に応じてもいいかな?という感じです。
会社のエライ人は
「何でそんなことまでして飲み会をやらなければいけないのか?」
と思うかもしれませんが、全くその通りです。
そもそも会社で飲み会なんてやる必要はないのです。
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