定年延長を素直に受け入れる人達
かつての上司連中の噂を耳にする機会がありました。
60歳を迎えて無事定年となったはずですが、
皆さん、これまた無事に定年延長となって働くとのことです。
ただし、定年延長となると
① 給与半額
② 役職から外れる
ということになるらしいです。
とある上司の方は
「給与が半分になって働くのはあり得ない。
オレを誰だと思っているんだ!」
と言うような事をおっしゃっていたと記憶していますが、
何事もなかったように定年延長を受け入れたようです。
定年延長は色々な問題が。。。
定年延長は色々な問題が生じます。
まずは、定年延長の方が何をやるかですが、
非役職者はそのまま同じ仕事をするので問題ないのですが、
役職者は役職が解かれるという前提だそうですので、
一体何をするのかがよくわかりません。
定年延長で新規採用抑制やら中堅社員が役職につけない、
なんていう難しい問題も起こっているようです。
そもそも「定年延長」などない前提で人事計画を立てていたので、
どっかにしわ寄せがくるのは当然かと思います。
ビジョンがないのはどっちだ?
定年後すぐにリタイアしない、つまり定年延長受け入れの
大きな理由を勝手に推測すると、
① リーマンショック以降の低迷期に給与・賞与が下がったことによる
生涯賃金の減少
② 退職後の明確なライフスタイルのビジョン欠如
といったところが挙げられると思います。
①では、住宅ローンを抱えている人(ほとんど皆さん)にはきつかったようです。
賞与時の返済を相当多めにしていた人は特にそうです。
②については、定年退職で辞めた人に話を聞いても、
「明日からは特にやることがない」というような回答しか聞いたことがありません。
1人だけ「ゴルフを好きなだけやる」という方がいましたが。
さて、私がこのような事をつらつらと書いている理由ですが、
「お前にはビジョンがない。長期的な視点が欠けている。」
というようなお説教をよく聞かされていたからです。
当時から
「ビジョンがないのはどっちだ!」
と思っていた私は、定年延長の話を聞いて、
「まあ、そうでしょうね」
と思った次第です。
私は遅ればせながら、何とかセミリタイアというビジョンを実現できましたが、
仮にセミリタイアを実現できなかったとしても、
セミリタイアについて考えていたことは、
定年後に無駄にはならなかっただろうと思います。
時間が一番自由になるであろう時期について、
どう過ごすかを考えるのは極めて大事なことだと思うのですが、
「お仕事第一」の方はちょっと違うんでしょうかね?
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