2017年12月15日金曜日

有給休暇が取れないからセミリタイア

有給が取れない!

以下の記事によりますと、日本の有給休暇取得率は世界最下位だそうです。

旅行会社のエクスペディア・ジャパンの調査によると、
日本の有給休暇の取得率は50%で、世界30カ国の中で2年連続最下位となった。
参照: http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1712/11/news120.html

これ自体は驚くことではありません。
そりゃそうだ!くらいの話です。
ただし、理由については驚きです。

日本人が休みを取らない理由は「緊急時のために取っておく」が1位。
2位は「人手不足」、3位は「職場の同僚が休んでいないから」だった。

個人的な経験から言えば、緊急時のために取っておくから有給を取らない、
などと言う人にお目にかかったことはありません。
ちょっとどういう聞き方をしたのか気になります。

有給休暇がとれないからセミリタイア

一般的に多いパターンとして、有給休暇は年間20日間程度。
そして、繰越は1年までで、2年目に消滅します。
記事によると、有給取得率は年間10日で50%です。
となると、毎年10日間の有給休暇が未消化です。
仮に、サラリーマンが生涯で40年間働くすると、

10日間 × 40年間 = 400日間

もの有給休暇が消滅している!ということになります。

400日間と言えば、1年間丸々休んでも、まだお釣りがくる計算です。
これに、「無給の休日出勤」を加えたら恐ろしい話ですね。
(自分も一番忙しい時期は、休日出勤日数が有給休暇取得日数を上回る、
 マイナス休暇が導入されていました。)

例えば、夏休みに2週間休む (10日間有給使用)、
冬休みに1週間休む (5日間有給使用)、その他で5日間休む、
そして休日出勤はもちろんなし、
だったらセミリタイアをしよう!とは思わなかったかもしれません。

有給休暇は従業員の権利ではなく、会社の義務、
社員が有給休暇を完全に消化しないと罰則!(社長・人事部長に刑事罰)
とでもしないと、日本の有給休暇の取得率は最下位のままでしょうね。

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