コストコ時給1,500円が衝撃?
コストコの時給が1,500円ということで、
一部の経営者に衝撃が走っているようです。
ただ、冷静に考えますと、時給1,500円でフルタイム働くと、
∴ 1,500円 × 8時間 × 20日 = 24万円
となり、年収ベースでも288万円程度です。
そこまでべらぼうに高いわけでもありません。
時給800円との差は年間100万円以上
群馬県の最低賃金は895円だそうですが、これだと、
∴ 895円 × 8時間 × 20日 = 143,200円
となり、年収ベースだと172万円弱となります。
コストコとの差額は年間で116万円になります。
そりゃ~、コストコで働きたいと思いますわね...
素朴な疑問・経営者の給料は?
さて、私がこの記事を見てシンプルに思った疑問なのですが、
時給1,500円を支払うのは無理と言っている経営者、
この方自身の年収はいくらなのでしょうかね?
例えば、最低賃金で5人のバイトを雇っている経営者がいるとします。
このバイトの賃金をコストコ並にすると、年間580万円のコストアップです。
この経営者の年収が500万円なら赤字転落で、
文字通り、コストコ並の賃金など払えません。
ただ、年収が1,500万円とか取っているのであれば、
この程度のコストアップは吸収できるはずです。
前者の場合、最低賃金をベースに成り立っている事業ということで、
そもそもの事業の継続性に赤信号が灯っているのでは?
場合によっては、ご自身がコストコで働いた方がよいかもしれません。
後者の場合、そもそももう少し従業員・バイトに還元してもよいのでは?
という疑問もでてきます。
要は、時給アップに耐えられないと言っている中身について、
もっと詳細に述べて頂きたいというのが一点です。
もう一点は、中小企業がなぜ窮地なのか?
ビジネスモデルが古いからダメなのか、
下請けいじめ的なものなのか?
こういった点も知りたいところです。
まあ、いずれにしましても、賃金アップによって、
労働者が正当な対価を受け取れるようになれば、
それは良い事なんじゃないかと思いますね。
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