そもそも私がFIREを目指した理由
私がFIREを目指した理由は多々ありますが、
理由の一つに「待遇格差」というものがあります。
私が完全に退職を決意した40代ともなれば、
一番給料の安い人と高い人の間で、
同期入社でも倍ぐらいの給与格差があったと思います。
自分と大して実力差があるとは思えない同期が、
自分より遥かに高い給料を貰っている上に、
やりがい的なものまで手に入れている状況というのは、
個人的に容認できる範囲を超えていた...
というのが、早期退職へ踏み切った理由の一つです。
私一人辞めたところで何も変わらないが...
私一人が辞めたところで何も変わることはないでしょうが、
私が辞めたようなタイミングで、
大量の同期がFIREへ踏み切ったらどうなるでしょうか?
リストラを推進しているような会社であれば、
中高年が大量離脱というのはラッキーと思うかもしれませんが、
課長・部長クラスの年代が一挙に大量離脱ともなれば、
普通のまともな会社は回っていかないのでは?と思います。
部長や役員になった人のみが高給をとり、
それ以外は冷遇されるという現状が許容されているのは、
冷遇された待遇とて、転職するよりは良い待遇だからであり、
ハッキリ言えば、中高年従業員の足元を見ているのだと思います。
中高年がやりがいを取り戻せる?
しかしながら、多くの従業員がこの状態を良しとはせず、
実際に会社を辞めるというオプションを持っているのだとすれば、
会社側も対応を迫られるのでは?
例えば、部長レベルと課長レベルの給与差の縮小、
部長レベル以上への権限集中の緩和というように、
中高年一般社員が働きたくなるような環境作りを迫られるということです。
FIREより素敵な労働環境作り
FIREがより一般的になり、誰もがFIREできる状態であるとすれば、
FIRE生活より素敵なサラリーマンライフを会社が提供できなければ、
皆が会社を辞めてしまうことになります。
となれば、パワハラ上司がいたり、給料が安かったり、
労働条件が過酷だったりすれば、誰も働かないということになり、
会社は変わらざるを得ない状況になるわけです。
FIRE希望者が増えるということは、
こういった肯定的な影響もあるのでは?
まあ、ここで書きました例は極端なものではあり、
実際にFIRE希望者が会社の制度を揺るがすほど増えることはないでしょうが、
FIRE系のインフルエンサーの方々には、
「会社がこうだったらFIREなんて考えなかった!」
という類の情報発信を期待する部分はありますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿