2020年8月30日日曜日

セミリタイア失敗への2つの道 ② 達成感の喪失

達成感のないセミリタイア生活に耐えられるか?


サラリーマン生活など単調そのものには見えますが、
それはそれで色々な局面があるかと思います。

異動・転勤・昇進と言ったものに加えて、
大型案件の取り組みとか様々な局面があります。

一方のセミリタイア生活ですが、
静かに淡々と時間が流れるのみです。

サラリーマン生活が嫌でセミリタイア生活に入ったものの、
こういった単調な生活には耐えられなくなった!
サラリーマン生活には仕事上それなりに達成感もあった!
といった意見を耳にすることが時々あります。

こういう人にとっては、セミリタイアして失敗だった!
という感情を抱く可能性もあります。

セミリタイア生活の細やかな達成感


それではセミリタイア生活に全く達成感はないのか?
と言えばそうでもありません。
自分にとっての細やかな達成感には、
例えば、以下のようなものがあります。

① サラリーマン時代より知識が身に付いたということ

セミリタイアしてからそれなりの分量の本を読んできました。
別に体系だって本を読んでいるわけでも、
専門的な学術書を読んでいるわけでもありませんが、
サラリーマン時代よりも知識が身に付いたことは間違いありません。

② 長期の旅行に行けたこと

「長期」と言ってもたかだか1ヶ月程度ではありますが、
それでもサラリーマンを続けていれば絶対に無理だった期間です。
以前にも書きましたが、自分にとってはこれは、
なかなか重みのある経験なのです。

セミリタイア生活に達成感を求めるべきではないが...


そもそもセミリタイア生活に達成感など求めるものではないと思いますが、
工夫次第、気の持ち方次第では、
この達成感の問題は何とでもなるような気が致します。

例えば、
「なるべく多くのゲームをプレイする」
といったことでも、ゲーム好きな人にとっては、
極めて意味のある目標かと思います。

私のサラリーマン時代の最後の5年間くらいは、
夢も希望もヤリガイも達成感もあったものではなかったので、
こういったセミリタイア生活に些細に見える達成感も、
サラリーマン時代に比べれば遥かに意味のあるものです。

逆に言えば、サラリーマン生活に多少なりとも未練がある人は、
こういったリスクも頭の片隅に入れておいたほうが良いかもしれません。


2 件のコメント:

  1. 要は、QOLの問題なのだと思います。

    セミリタイア生活でQOLが下がった!と
    思い込んでしまっている人は、もうちょっと
    時の経過を待って、より生産的に積極的に
    生きられるような道を(何でもいいから)
    見付けられるよう、かるーい行動を続けてみるとか。

    このお話。
    それなりに仕事をしていた会社員女性が
    色々な事情で家庭に入った場合の生活ギャップやら、
    切り替えまでの孤独な物語やらを思い起こさせます。

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    1. 専業主婦から会社員へ積極的に逆戻りするパターンと、
      セミリタイア生活がつまらなくて会社員に戻るパターンは、
      結構似ているかと思います。

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