2019年11月7日木曜日

「会社にしがみついて良かった!」 への違和感

「会社にしがみついて良かった!」


早期退職のニュースは数多くありますが、
ちょっと違和感を感じたニュースが日刊SPA!にありました。

早期退職に応じず年収大幅ダウンの58歳。会社にしがみついた結果は…

この方は50歳頃の会社の割増退職金付きリストラに応じず、
58歳になった今、会社にしがみついて良かった!と言っておられます。

「50歳で再就職は無理」「会社には余力がある」といった理由ですが、
配置転換で未経験の倉庫勤務となり、
年収も680万円から580万円に"大幅ダウン"となったとのこと。

うーん、リストラ候補で左遷されて給料がこの程度しか下がらないなら、
確かに会社には余力があるんでしょうね。

働けるまで働くという前提で考えた場合、
割増退職金を貰って再就職した人に比べて、
この方の方が生涯賃金が高い可能性がありますが、
50歳で未経験の仕事に回されて辞めなくて良かった!
というのはどうなんでしょうね?

あと15年~20年その仕事を続けるので良いのか?
このポイントはもっと議論されて然るべきだと思います。

割増退職金でかなうかもしれない「セミリタイア」


50歳の段階で会社がリストラ、この場合、本来は三択で考えるべきかと思います。

① 会社にしがみつく
② 転職する
③ セミリタイア生活へ!(仕事中心の生活からの脱却)

①と②の共通ポイントは「仕事がつまらない」可能性が高いことです。
それなりに仕事に満足したサラリーマン生活を送っていたとしても、
それまでのキャリアを全否定した配置転換だったり、
これまでのキャリアを活かした再就職ができない可能性は多々あります。

それだったら仕事中心の生活はここまで!
あとはのんびり行こうよ!
というのが③の選択肢です。

もちろんセミリタイア生活にはそれなりの資金が必要となるわけですが、
50歳まで真面目に働いて、なおかつ、割増退職金があるのであれば、
それなりのお金は手に入るかと思います。
貰える年金見込額、年金開始年齢まで必要な生活費、
この辺を計算したら独り身だったら何とかなる可能性もあります。

そもそも論としてですが、リストラのない会社だったところで、
50歳ともなると、役職定年だったり、
へんてこな部署に左遷される確率は高いわけですから、
この辺を睨んだ人生設計を考えた方がいいような気がしますね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿