2019年11月3日日曜日

歩き煙草を注意で暴行を受ける時代に突入!

歩きたばこ注意に怒り “暴行男” 逮捕


日本の治安が良いというのは昔話でしょうか?
痛ましい事件が発生しましたが、スピード逮捕となりました。

" 千葉県のJR柏駅で通行人の男性の顔を殴って重傷を負わせたとして、        42歳の男が逮捕された。
傷害の疑いで逮捕されたのは、千葉県柏市の福原岳志容疑者(42)。警察によると福原容疑者は、先月20日、JR柏駅のダブルデッキで男性に歩きたばこを注意されたことに腹を立て、男性の顔をこぶしで殴った疑いがもたれている。男性は鼻の骨を折るなど全治1か月の重傷を負った。"  
60代以上の方がマナー違反を注意するというのはよく見る光景です。

先日も駅で歩きスマホのサラリーマンを注意する老人を見かけました。
その時は、サラリーマンはひたすら無視を決め込んでいましたが、
老人はしつこく注意を繰り返していました。

一歩間違えると上記のニュースのような事態が発生していた可能性がありました。

マナー違反注意に対する私見


マナー違反を注意する老人のお気持ちは分かりますが、
今の時代、正義感からの行動が仇となる可能性は高いです。

この手のタイプの人は注意したところで反省する可能性は極めて低いです。
無視をされるか、怒って煙草を叩きつけるくらいが関の山です。

それ以上に怖いのは新たな犯罪を誘発するリスクです。
上記の例で言えば、歩き煙草男は暴行罪を犯す羽目になりました。

注意した方は鼻の骨を折られて、殴った方は暴行罪。
おじさんが注意しなければ起こらなかった事態です。

歩き煙草男が100%悪いのは言うまでもないのですが、
小さな正義が巨悪を生み出した構造と言えなくもありません。

歩きたばこは法律で禁止すべきでは?


それでは見てみぬふりをするのか?という方も多いかと思いますが、
誰かがぼこぼこに殴られているような状況ならば見て見ぬふりはできませんが、
歩き煙草程度は無視で良いのではないかと思います。

歩き煙草に関しては、条例で取り締まるのではなく、
法令で禁止して、警察にビシビシ取り締まってもらう方がいいと思います。

ちなみに柏市では「柏市ぽい捨て等防止条例」が制定されおり、
市内全域の道路で歩きたばこ・ごみのぽい捨て禁止などの規制をしています。

柏市では禁煙等強化区域というのが指定されていて、
区域内で路上喫煙を行った人には2,000円の過料が科せられます。
過料の徴収は身分証明書を携帯している「路上喫煙等防止指導員」が行うとのこと。

ここで問題は「過料」というのは刑事罰ではなく行政罰だということ。
警察は管轄外ということなので、お巡りさんは取り締まってくれません。

うーん、歩き煙草は刑事罰でいいんじゃないでしょうか?

本件に限らずですが、人々の善意やモラルに期待する時代は終わったというのが、
個人的な意見になります。

嫌な時代になったものです。

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