2019年8月31日土曜日

そもそも訪日客の数値目標設定するのが間違い ~ 昔の営業スタイルを思い出して嫌な気分になる ~

昔の営業は「売上高至上主義」だった!


私がサラリーマン生活をスタートさせた1990年代、
会社は利益より売上という指標を大事にしていたように思えます。

売上高が多い = 優良企業、そんなイメージです。

また、当時のノルマの第一は売上高でしたね。
利益は二の次でした。

それが徐々に利益のが重要視されて、
今では売上高そのものは利益さえあげれば関係ない!
そんな感じになっていったと思います。

韓国人観光客激減で日本全体で大騒ぎする必要なし!


今巷では韓国人観光客激減で一部の人が大騒ぎしています。

一方、7月の訪日外国人客数(推計値)は、
前年同月比5.6%増の299万1200人です。
韓国からの訪日客数は7.6%減の56万1700人にもかかわらず!です。

(出典: https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21HGL_R20C19A8000000/ )

さて、添付の表は平成29年の観光庁「訪日外国人の消費動向」から抜粋したものです。

御覧の通り、一人当たりの韓国人の旅行中支出金額は 62,621円とダントツの最下位です。
トップのオーストラリア 197,654円と比べると1/3以下です。

韓国の場合、距離的には近いことから短期旅行者が多いのも一因で、
一泊当たりの支出は必ずしも低いわけではありません。

とは言え、人数ばかりをクローズアップして大騒ぎするのがやはり間違いで、
お金を使っていただくという観点から見れば、
欧米の旅行客にもっと来ていただく方が戦略的には正しいかと思います。

そもそも世界に3か国しかない反日国家に経済を依存するなどいうのは、
ビジネスモデルとしてはそもそも間違いではないかと思います。
一部今回の騒動で大ダメージを受けているエリアは、
ターゲットを見直す必要があるのではないでしょうか?

仮に今回の不買運動が一段落したとして、
いつまた同様の事が起こらないとも限りません。

訪日観光客数の目標設定はすべきでない!


京都など観光客の増加により市民生活が脅かされていると聞きますし、
そもそもインフラ的に外国人旅行者を4,000万人も受け入れて、
一般市民の生活に何の影響もでないなんてことが可能か疑問です。

こういう目標設定って、最初に取り上げた「売上高至上主義」と同じで、
そもそも意味がないと思うんですよね。
まだこんなことやっているのか!と。
とりあえず、誰でもいいから日本に来てくれではダメです。

そろそろ観光政策も量より質を追求頂き、
お金をたくさん使ってくれる人にいかに来てもらうか?
この辺をきちんと考えてもらいたいですね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2 件のコメント:

  1. ほんっっっっとにおっしゃるとおりです。
    銀座のむちゃくちゃぶりではっきりしているとおり、
    このままでは日本が別の国になってしまいます。

    きちんとお金を使える外国人にこそ、日本の質を楽しんでいただきたい
    ものです。

    このところ福島の田舎の城下町で過ごすことがあるのですが、
    何しろ大変落ち着いていました。反日3国の方は見当たりませんで、
    地元民が足るを知りながら暮らしていました。
    それでいいのだ、な地域もあると思いました。

    返信削除
    返信
    1. 東京では銀座と浅草が完全に違う街になってしまいました。
      一部の地方都市も当てはまりますが、
      外国人におもねるばかりに、旧来からの日本人顧客をないがしろにする、
      将来的には衰退の道をたどるのではないか?といケースが散見されます。

      削除