2019年8月23日金曜日

緊急避難的退職はありかなしか?

緊急避難的退職はもちろんあり!


セミリタイア界隈で時折話題になるテーマとして”緊急避難的退職"があります。
緊急避難的退職とは、これ以上この職場で働くと
精神的・肉体的におかしくなってしまう、
従って、その後の経済的目途が立っていないけれども、
とりあえず会社を辞めてしまおう!というものです。

個人的意見としては、当然これは「あり」です。

会社など鬱病になってまで行くものではないのは言うまでもありませんし、
日本中の会社で雇ってくれるのがその会社だけなんてことはないはずだからです。

ただし、これはあくまでも一般論であって、
自分がこのケースに当てはまるかどうかは良く考える必要があります。

本当に緊急避難的に会社を辞めるべきかは吟味が必要


中小企業や地域限定勤務と言った理由で、
異動が全くない会社で上司がハズレが理由の場合は、
転職・退職に向けて準備するで良いかと思います。

いつかは評価してもらえるとか、
上司もいずれは丸くなるとか考えるのは甘い!
ということです。

問題はある程度の規模の企業で異動がある場合です。
自分や上司の異動時期はある程度は読めるので、
そこまで頑張って自分が壊れるリスクと、
転職・退職によって失われる経済的ベネフィット (給与ダウン、退職金、etc)、
これを比較検討する必要があるかと思います。

リアルに緊急避難的状況 (身体が動かないとか震えるとか)であれば
そんな事考える余裕もないでしょうが、
将来的な事を考えれば必要なことではないかと思います。

私は経済的ベネフィットを考えてある程度我慢してしまった口ですが、
それが本当に正しかったかどうか??

セミリタイアできたという事実から単純に良かったとも言えますが、
その後のサラリーマン生活のダメージの蓄積を考えれば、
転職 or 見切り発車でのセミリタイアの方が良かったかもしれません。

要は、緊急避難を理由に安易に退職してしまうのは避けるべきですが、
我慢しすぎて自分が壊れるのも避けなければいけない...
この辺の判断が極めて難しいということです。

ただネット上での会社の愚痴など見ていると、
「そりゃすぐ辞めた方がいいよ!」
というケースも散見されますね。

なので、「あまり我慢しすぎるのは良くない」が
正解であるケースが多いような気がしますね。

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4 件のコメント:

  1. セミリタイア勝ちのさすけ三世閣下は、
    後に続く方々の道を照らしていらっしゃると思います。

    会社員(おっしゃるそこそこ規模に勤務する)の場合、
    自分が病みそうになると感じたら、
    「異動する」「休む(色々な制度あり)」など緊急回避的離脱の希望を
    明確にして伝えるべきところへはっきり伝える
    (直属がアホなら人事系の担当者とか)のもありかと思います。

    当人は、「もうやっていられない。辞める」という思考ループに
    はまってしまいがちですが、ちょっと手をかけなくてはならない病気に
    なった場合などとも同様で、辞める選択を早々ととってしまわないように
    お話しています。

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    1. 確かに異動や休職が認められる職場なら第一にそこに行くべきでしょうね。
      ただ現実問題としては難しい職場が多いのではないでしょうか?

      私の職場でも休職が認められたものの、
      休職後に同じ職場に戻って結局辞めたというパターンはありました。

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  2. 最近は、主に病気や介護に絡んでの「辞めます」を「止めます」な方向で
    動かしてみておりますが、大規模事業者だけの話でもないですな、
    というのを実感しております。

    人手不足と働き方改革の時代背景もあるのかもしれませんが、
    零細と呼べる規模の所であっても、今のところは
    制度がないなら個別に対応!な柔軟性で乗り越えているように
    見ております。

    一番ひっかかってくるのが、当人(勤める側)の顔が後ろ向きにしか
    ついておらず、「辞めることないんですよー」「方法はありますよー」と
    伝えても、半ば病的に「辞める!辞めねばならないんです!」と
    なっているケースです。この場合、人事担当ではないケアスタッフ
    (人により違うですが)に入ってもらうようにしています。

    休職などの後に同じ職場に戻った場合、休むきっかけとなった
    事柄が再開するに従って、色々な問題が再発する可能性がありますので、
    ここんところにも、そこんとこよろしくなケアスタッフ(医療者だけでもなく)
    の存在はポイントになってくると思っています。

    といいつつ、適性ないかもな~な看護職が長々と働いてくれて、
    もったいないな~な若手がそんな理由で?という訳で辞めていくのを
    見ると、ただただ幸共にあれと祈るばかりです。

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    1. 辞めるのを止めさせる側は大変ですね。
      辞めたい人には、会社からしたら辞められたら困る人もいるでしょうから...

      実際問題として、ある人が辞めたくなる原因を作っている
      当人は絶対に辞めない!という根本問題が横たわっているのではと思います。

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