リストラ時代に必要なスキルとは?
”若い時に貯金するくらいから、そのお金を自己投資に使った方が良い!”
そんな意見をよく目にすることがあります。
確かに、英語ができたりプログラミングができた方が、
昇進や転職に有利に働くとは思います。
しかしながら、所属している会社だけでなく業界全体が不況でのリストラの場合、
多少英語ができたりプログラミングができるくらいで容易に転職できるとは思えません。
なぜならば、今まで培ってきたキャリアの活かせる職場が
世の中から減少してきているからです。
従って、リストラ時代にはせっかくの自己投資も無駄になる可能性が高いのでは?
と思います。
結局、頼りになるのはお金?
せっかく高度なスキルがあったとて、
それをお金に変える機会がなければ宝の持ち腐れです。
そう考えますと、あまり感じの良い言葉ではありませんが、
「結局頼りになるのはお金!」
ということも一理あるかと思います。
先般の言葉を逆にしてみると
”若い時に自己投資するくらいから、そのお金を金融投資に回した方が良い!”
というのも、ある種の説得力を持つのではないかと思います。
自己投資のコスパは十分な吟味が必要
自己投資の代表例である英語を例にとってみます。
独学で英語を勉強する程度でしたらお金も大してかかりませんが、
専門学校に行けばまとまったお金がかかりますし、
ましてや留学ともなれば相当なコストがかかります。
純粋に好きで勉強するとか、とにかく留学がしたいのであれば良いのですが、
費用対効果を考えての行動であれば熟考が必要ですね。
米国帰りで英語が堪能なのに一般事務の仕事をしている女性は結構多かったです。
なぜ普通の事務の仕事をしているか聞くと、
純粋に英語を活かせる仕事となると
語学力のハードルが高すぎるというのが多かったです。
なるほどという感じです。
自己投資で身に着けたスキルで転職できないケースはあっても、
金融投資で貯めたお金を使えないというケースはありません。
安易に金融投資を勧めるのも無責任だとは思いますが、
安易に自己投資を勧めるのもいかがなものか?
そんなことを思う次第です。
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