お前ら新人は赤字だ!と言われた新人時代
私が最初に就職した会社で新人の頃良く言われた事は。
「お前らなんか最初の3年くらいは赤字なんだからな!
だから文句言わず働け!」
ということです。
どういう理屈かと言えば、
サラリーマンを一人雇うということは、
その人用のデスクや電話も必要である。
これらの費用に加え、人事・総務などの間接費用もかかる。
新人社員の会社への貢献度を考えると、
上記費用の方が高くなるので「赤字」になるというものです。
これだけ聞くと一見その通りと思ってしまいますが、
新人時代は派遣社員以下の時給で事務作業を行ったり (残業がつかなかったので)、
2年目くらいの新人から見ても、もっと使えない先輩がいたりして、
釈然としない思いを抱いたことを思い出しました。
ギャラ1円は適正化?それだけではわからない
何故そんなことを突然思い出しかと言えば、
最近巷を賑わしている吉本興業の「ギャラ安すぎ問題」です。
吉本興業のギャラの取り分が5:5か9:1かは知りませんし、
ましてや、個々の案件について私なんかが知る由もありませんが、
若手芸人のギャラが安すぎるという問題は、
上記の経費という考えである程度説明することは可能です。
吉本興業という巨大組織を維持・運営していくためには巨額の費用がかかるでしょう。
若手芸人の仕事を獲得するのもタダではできません。
例えば、1万円の出演料が貰えるとして、
その仕事をとるために必要な経費が2万円かかれば、
会社としては赤字です。
それなのに、1万円の5割をよこせ!
と言われても会社としては到底飲める話ではありません。
しかしながら、赤字だからギャラは払いませんよ!
というわけにもいかないから1円だったり500円だったりを払う...
このように考えますと、1円とか500円のギャラが本当に安いかどうかわかりません。
会社がとんでもなく搾取している可能性はあるが...
もちろん、上記のようなケースでも会社がぼろ儲けしている可能性があります。
ただ、契約書もないような状況ですから実際は分かりませんね。
この辺の透明性は今後求められてくるかとは思いますが、
この問題も着地が見えてこなくなりました。
他にもっと報道する問題があるはずなのに...
そんな感想を持っています。
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