セミリタイア失敗の一因は会社依存症
最近セミリタイア失敗、そこまでいかなくても、
セミリタイア生活に一抹の寂しさみたいなものを感じる、
そんな論調のブログを読んでいてちょっと感じたのは、
彼らが無意識に会社に依存していたという部分があるからではないか?
ということです。
具体的な項目としては以下が挙げられます。
① 話し相手としての同僚
セミリタイア生活に入ると極端に人と接する機会が減少します。
特に独身者はそうです。
セミリタイアする人にとっては当然これは想定内ではあるでしょうが、
1か月間とか誰とも喋らないかもしれない...
このことはもう少しきちんと考えておいた方が良いかもしれません。
② 所属欲求
会社に文句を言いつつも、「〇〇社の△△です」ということに、
意識的にせよ無意識にせよ精神的には依存しているケースがあるように思えます。
電話で名乗るとき、初対面の人に挨拶する時に、
「〇〇社の△△です」が当たり前だった生活から、
単純に名前を名乗るだけの生活になるわけです。
このことが人によってはアイデンティティの喪失につながる恐れがあります。
③ 時間を持て余す
これはある意味、セミリタイア生活のネガティブな面として定番です。
忙しすぎるから会社を辞めたのに、暇すぎてつらい...
こんな論調をよく見ますが、この手のタイプの方であれば、
セミリタイアやアーリーリタイアを目指すよりは、
時間的にゆとりある会社への転職を目指した方が良いような気がします。
私の場合の対応策
それでは私が自分自身の問題として、
上記をどのように考えているかについて述べたいと思います。
① の問題は二つのポイントがあります。
一つは会社では、話をしたい人より話をしたくない人のが多かったので、
トータルとしては会社を辞めてプラスになっているということです。
もう一つは私生活において時々とは言え、
飲みに行ったりする機会があるということです。
後者は地方や海外への移住を本格的に考えるのを止めた理由でもあります。
② については、自分が転職した時点でそのような欲求は皆無です。
私が最後にいた会社は愛社精神が高い人が多くて、
ちょっとドン引きしていた部分がありましたが、
このことが今になって良い方へ作用しているのかもしれません。
③ は今のところ心配無用ですね。
知らない間に一日が終わってしまう!
という日々が続いています。
あとは時間を持て余すのは自分にとって苦ではないということですね。
かつての仕事に比べたら暇で悩むなんて贅沢の極みです。
まあ、会社など
「労働と引き換えに給料を貰いに行く場所」
と考えている人には無縁の悩みかと思いますが、
それなりに会社に愛着がある部分もある方にとっては、
考えてみても良いトピックスなのかな?
と思った次第です。
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