2019年7月10日水曜日

かんぽ生命保険・不適切営業をノルマという問題から考える

かんぽ生命保険・不適切営業の原因とは?


かんぽ生命保険の不適切営業問題が連日報道されています。

不適切営業、常態化か かんぽ保険料2.2万件二重徴収

上記の毎日新聞記事を要約すれば、

" 新旧保険料の二重払いにより顧客が不利益を被り、
  これは郵便局員が手当増額を目的として意図的に
  旧契約の解約時期を遅らせていた疑いがある"

ということになります。

この問題に関しては、事件の全容解明とともに、
被害者の救済を早急に進めてもらいたいと思います。

ただし、私が気になったフレーズは「郵便局員が手当増額を目的」というフレーズです。
あたかも手当欲しさに勝手に郵便局員がやったかのような書き方ですが、
それで約2万2千件もの問題が起きますかね?

やはり背景には「過大なノルマ」があるのではないかと思います。
その辺を報道しているという点では産経新聞の方が正鵠を射ているといえます。

かんぽ生命、営業偏重で倫理観欠く 背景に低金利で厳しい経営環境

私が会社を辞めた理由は過大なノルマ


私が最初の会社を辞めた理由は過大なノルマが一因です。
正確に言えば、過大なノルマを押し付けられそうになったので辞めたといったところ。
私のようなチキン野郎には客が100%不要な商品を売りつけるのは無理です。

そしてノルマを達成できなければどうなるか?

「今回は残念だったな!次回は頑張れよ!」

などいう上司はこの世には存在せず、厳しい叱責、
人格にまで攻撃が及ぶことは珍しくはありません。

それを避ける為には、「お客様の笑顔が第一」などと言ってはいられません。
まあ、金融機関ほどCMと営業現場の雰囲気が異なるところもありませんからね。

この辺の構造問題をどうするか?
かんぽ生命は営業ノルマを見直すとか言っているようですが、本当ですかね?
かんぽ生命社長は今日にも記者会見を開くようですからとりあえずは要注目です。

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2 件のコメント:

  1. 初めまして、郵〇局で働く51歳の独身のおじさんです。

    >私が気になったフレーズは「郵便局員が手当増額を目的」というフレーズです。

    手当が欲しいので、不適正な営業をする人はあまり居ないでしょうね。
    ほとんどが、成績不振者を呼び出す会議とか、上司からの嫌味や恫喝などのプレッシャーだとか、成績を周りが上げている中で成績が伸び悩む自分の、針のむしろな状況を避ける為とか、そんな理由です。また、会社もそれを利用してケツ叩きに使っているので、マスコミの報道にも違和感を覚えます。

    >かんぽ生命は営業ノルマを見直すとか言っているようですが、本当ですかね?

    この会社はユニバーサルサービスと言う法律の縛りがあるんですよね。
    これがある以上はまず無理だと思います。

    このブログを見ながら、いつ辞めても良い準備をして、近い未来にセミリタイアしようと計画をしています。

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    1. コメントありがとうございます。

      郵便局の窓口はフレンドリーな雰囲気ですが、
      裏側ではかなりハードな会社だというのは想像以上のようですね。

      記者会見では過剰なノルマ見直しとか言っていますが、
      上層部が誰一人責任をとろうとしない状況では期待できないな、
      という印象を持ちました。

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