リストラ議論で抜け落ちるポイントとは?
大企業には余剰人員が多数いるということについて異論はありません。
企業としてはこの余剰人員をいかにして削るか?
それが問題になるというのもわかる話です。
リストラの常套手段である「希望退職者を募集する」というやり方であれば、
本来辞めてほしくない人材が辞めてしまうという副作用が出てきます。
ただし、昨今話題の「損保ジャパン型リストラ」であれば、
会社が本業で不要と思われる人材を配置転換するだけですから、
この観点から言っても非常に効率の良いやり方と言えます。
ただここで私が問題にしたいのは
「会社が不要と判断する人材」
をどのように決めているのかということですね。
誰でもリストラ対象になる可能性がある
そもそも一般的には、人事評価のフィードバックは極めて限定的ですので、
サラリーマンは自分の正確な評価はわからないケースが圧倒的かと思います。
従って、自分ではそれなりの評価を受けているつもりであっても、
実は大して評価もされていないなんてケースは良くある話です。
富士通や損保ジャパンのような大量リストラの場合、
「なんでオレが...」
という人は相当数いるのではないかと思います。
リストラ報道に対する意見で良く目にするコメントに
「何もしないおじさんがいっぱいいるからリストラなんて当然!」
みたいなものがあります。
ただし、この「何もしないおじさん」や「何もできないおじさん」
がリストラの対象になるとは限りません。
実際に仕事ができな過ぎて出向の対象にならなかったり、
使い物にならなくて出向先から戻されたおじさんを結構見てきました。
私の言いたいことは何かと言えば、
「自分は実績・実力があるから大丈夫!」
などと思うことなく、リストラ対象にいつなっても良いように準備しておく!
というのは結構大事ではないか?という事です。
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