阪急車両ジャック広告炎上問題
阪急の車両広告問題が炎上しています。
特に炎上しているのがこちらの文言。
「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、
30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、
どっちがいいか。研究機関 研究者/80代」
これに対しての代表的な文句がこちら。
「月30万で低い方なの...?十分じゃね...?と思ってしまった
昔はそんくらいだったんだねえ...あれは誰が作ってんの?大昔の人?」
(青字引用元: https://www.j-cast.com/2019/06/10359646.html?p=all )
ご指摘の通り80代の研究者が作っているので大昔の人でしょうね。
ただ、私がこの80代研究者の言ってることで一番違和感を感じたのはここではありません。
今回はこの問題について考えたことを述べてみたいと思います。
問題提起の仕方そのものがおかしい
私が思うに、この人の問題提起そのものがおかしいのでは?と思います。
① そもそもそんな比較ができる環境などない
この80代研究者の方に質問ですが、
A:月給50万円でヤリガイのない仕事
B:月給30万円でヤリガイのある仕事
の2つを選ぶシチュエーションがありましたか?
そもそもヤリガイと給与などリンクしないでしょう。
② 生き甲斐のある仕事のが給与が高い
サラリーマンなど出世できなければいつまでも下働きです。
当然の事ながら、下働きはつまらないです。
出世した方がやりがいのある仕事につけます。
となると、こういうことになるのです。
A:月給50万円でヤリガイのある仕事
B:月給30万円でヤリガイのない仕事
この方が世の中一般的では?
具体的な金額なんか書くから炎上するのです
おそらくこの方が言いたかったのは
「やりがいのある仕事なら多少給料が安くても良いのでは?」
と言うことではないでしょうか?
そう言わればそうかもしれませんが、
そんなの電車の広告で言うほどのものではありません。
それに何で50万円と30万円なんでしょうか?
こんなことを書けば、30万円以下でつまらない仕事をしている人は怒ります。
そんな簡単なこともわからないのでしょうか?
「仕事はつまらなくてしんどい」+「セミリタイア」という視点
例えば私が「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送っている」として、
これではダメだよな~と思ったとします。
そんじゃ「毎月30万円だけど仕事に行くのが楽しみな仕事に変えるか!」
と思ったところでそんなの無理です。
私がこの文言が一番ダメだと思うのはこのポイントです。
そもそも私からすると
「仕事に行くのが楽しみで仕方がない」
というのはファンタジーの世界です。
それよりも
” やりがいのある仕事につくなんて今更無理。
このままでは仕事はつまらくてしんどいというのが一生続くだろう。
それではここから抜け出すには?
そうだ!お金を貯めてセミリタイアしよう!
そうすれば仕事しないで好きなことができる!”
こちらの方が「行くのが楽しみで仕方がない仕事を見つける」
よりは遥かに難易度が低いです。
私が「仕事のやりがい」より「セミリタイア」へ舵を切った理由がここにあります。
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