仕事好きな人ほど注意が必要
前項で述べたことは、サラリーマンとして社会人生活をスタートするならば、
40歳でリストラされる可能性が高いことを認識して、
40歳までの20年間で打てる手を打つべきではないか?
という内容です。
セミリタイア希望者がこういったことを聞けば、
「おいおいっ、オレは今すぐ仕事が辞めたいんだ!」
と違和感を覚えるかもしれません。
また、セミリタイア系のブログを読んでいると
「入社初日に会社が嫌になったのでできるだけ早く会社を辞めようと思いました!」
などと言う方もよく見られます。
当然ですが、上記のようなタイプの方は、20年などと悠長なことは言わず、
一日も早く会社を辞めるべく行動にでるべきですし、
実際に20代 ~ 30代で早期リタイアを達成をしている方も多数いらっしゃいます。
私が申し上げたいのは、
特にセミリタイアとかアーリーリタイアの願望がない人で、
むしろ仕事は好きなくらいな人であっても、
40歳になったらその仕事を取り上げられてしまうかもしれないよ!
その時いきなり慌てても遅いかもしれませんよ!
ということです。
「仕事が好き!」の意味すること
「仕事が好き」というタイプには、どんな仕事でも一所懸命にやる!
という私とは真逆の前向きの方もいらっしゃいます。
ただ、大部分の仕事好きの方は、
「今やっている仕事が好き」
という事ではないでしょうか?
今後メジャーになるかもしれない「損保ジャパン型リストラ」だったら、
全く畑違いの仕事に配置転換になり、
それが嫌で辞めても割増退職金すらもらえない、
こんなことが日常になるかもしれません。
損保ジャパンの4,000人リストラ計画を整理します。
① 2015年にSOMPOホールディングス - ワタミの介護を210億円で買収
② 4,000人のリストラ対象者を介護事業へ配置転換
③ 大部分は希望退職?
退職しなくても人手不足事業で人員確保
→ どちらにしても会社に損はない!
損保ジャパンは今回希望退職は募集しません。
つまり、割増退職金なんて払いませんよ!ということです。
上記のリストラで半数が退職したとして 2,000人。
早期退職募集なら1,000万円単位で割増退職金が必要でしょう。
単純に 2,000人 × 1,000万円 = 200億円、
介護事業の買収費用を簡単に捻出できますね。
リストラの受け皿企業を買収して、余剰人員をそこに送り込む...
このようなリストラは他社が真似ても不思議ではありません。
40歳で十分な資金があればセミリタイア
40歳までで十分な資金が貯まっていれば、
ここで会社をすっぱりと辞めてセミリタイアというのも一つの手です。
仕事が好きとか言っても、全くの畑違い、しかも一からのスタート...
それは話が全く違いますよね?
それだったら仕事メインの生活からプライベート優先へ!
この考えもありではないか?
そう思うわけです。
政府は70歳までの雇用義務化!なんてことを言ってきましたので、
企業側はこれに対抗して何とか早く辞めてもらおう!
そういう動きは加速していくでしょうから、
働く側も対策が必要でしょう。
対抗策の一つが「アーリーリタイア」や「セミリタイア」なのです。
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