2019年6月2日日曜日

「沈没」と「外こもり」 ② 外こもりについて

「外こもり」とは?




















「外こもり」という言葉は「沈没」に比べればポジティブな雰囲気があります。
それでは外こもりと沈没とは何が違うのか?

実際問題として、両者を全く同じ意味で使っている人も多いですが、
自分が持つ外こもりのイメージは沈没とは異なります。

前項では典型的な沈没者のライフスタイルとして

① 短期労働 (肉体労働や居酒屋店員などが多かった) で旅費を貯める

② バンコクの安宿 (チャイナタウン or カオサン) でダラダラ過ごす

③ お金が無くなれば日本へ戻り再び短期労働

を挙げました。

① → ② → ③ → ① → ② → ③ → ① ..... を可能な限り続けるのが沈没です。

それでは外こもりとは?と言われれば、
2つのパターンが思いつきます。

1.短期型

① 旅費を貯める (短期労働に加え、サラリーマンを辞めるパターンもある)

② バンコクで普通に過ごす (必ずしも安宿ではない)

③ お金が無くなれば日本へ戻り普通に生活 (or バンコクで普通に就職)

お金が無くなれば日本へ戻るところは一緒ですが、
そこでスパッと外こもり生活は辞めて普通に働くというパターンです。
現地で普通に就職するのもこれに近いかと思います。

2.長期型

① 旅費を貯める (短期労働に加え、サラリーマンを辞めるパターンもある)

② バンコクで普通に過ごす (必ずしも安宿ではない)

③ ネットでお金を稼ぎながら外こもり生活を継続

私が最初にタイへ行った30年前と大きく変わった点、
それはインターネットの有無です。

バンコクに限らず、インターネットで稼いだお金で
長期間外こもり生活をしている方は相当数いらっしゃいますね。

日本へ戻らずともお金を稼げるわけですから、
当時と比べると良い時代になったものです。

積極的に生活を楽しむのが外こもり


私が見てきた沈没者の多くは寝てばっかりいるイメージです。

「何が楽しいんだろうか?」

そんな素朴な疑問を抱いたのは事実です。

一方の外こもりですが、ネットで積極的に情報発信している人も多く、
明るく前向きな雰囲気を感じます。

楽しそうか楽しそうでないか?
この違いはものすごく大きいと思います。

問題は「持続可能性」


沈没者も高齢になれば短期労働で稼ぐのは困難になってきますので、
沈没生活がいつまで続けられるか?という課題があります。
外こもりについても同じような問題が生じます。

ある程度の資産+ネット収入というパターンの外こもりであればよいのですが、
ネット収入にのみ頼るのは相当なリスクがあります。

あとはそういった生活をいつまで続けるのか?
70歳で無年金、ネット収入のみが頼りなので、
日々、ブログを更新中...
老後としてはちょっと厳しいかな?と思います。

そう考えますと、
「サラリーマン生活でお金を貯めてセミリタイア」
というパターンも結果的にはそんなに悪くないような気がします。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿