2019年6月25日火曜日

損保ジャパン4000人削減 ~ 介護分野への配転は実質的な退職勧告? ~

配置転換先は介護職?


銀行に続いて損保も大量リストラ?
そんなニュースが飛び込んできました。

損保ジャパン、4000人削減=ITで効率化、介護分野などに配転

損害保険ジャパン日本興亜が2020年度末までに、
従業員数を17年度比で4000人程度減らす方針であることが24日、分かった。
全体の約15%に相当する。ITを活用し、業務の効率化を進める。
余った従業員は介護などを手掛けるグループ企業に配置転換し、新卒採用も抑える。
希望退職者の募集は予定していない。

(引用元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2019062401063&g=eco )

今回気になったのは
"余った従業員は介護などを手掛けるグループ企業に配置転換"
というところですね。

損保マンから介護職員...
従来の管理部門から営業部門へと言ったものより、
かなり大胆な配置転換です。

気になって調べてみると、損保ジャパンは「SOMPOケアグループ」を擁しており、
売上高は業界2位だそうです。
介護業界は慢性的な人出不足ですから、
本体の余剰人員をこの事業へ配置転換とは考えたものです。

ただ配置転換されるほうはたまったものではありません。

人生の晩年に嫌な仕事をするということの意味


サラリーマンにはこういった落とし穴がありますね。

私はたとえ自分が精通している分野の仕事でも、
役職定年時代においては年齢もスキルも下の人の元で否応なく働かされる...
この状況は耐えられないと早期リタイアした側面があります。

しかしながら、全くの異業種、しかも今までのスキルが役に立たない分野への転身、
これは個人的には論外といったところです。
しかも記事には書いていませんが、給料は激減するのではないかと思います。

やはりサラリーマンたるもの「セミリタイア」は頭の片隅に入れるべきだと思いますね。

上記のケースでも、運よく自分が配置転換の対象にならなければ、
そのまま働き続けるというのはありでしょう。

ただし、自分の意にそぐわない全く異業種へ配置転換、
そんな時でも会社を躊躇なく辞めれるだけの資産があれば人生なんとでもなります。

人生の最晩年で嫌な仕事をせざるを得ないリスク...
この辺はもっとフォーカスされても良いトピックスかと思います。

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