老後資金に不安があるのは当然です!
MONEYzineというサイトのアンケート結果です。
この手のアンケートは色々なメディアが定期的に行っていますね。
現役世代の8割以上が「老後資金に不安あり」
老後資金について聞くと、85.7%の人が「不安がある」と回答。
老後資金に不安を抱いている人にその背景や理由を複数選択で聞くと、
「年金受給の年齢が引き上げられるから」が64.2%で最も多く、
「特定の背景や理由はなく、漠然と不安」が43.2%で続いた。
以下は「退職金制度が当てにならなくなってきているから」(35.2%)、
「住宅などのローンがある・ローンを組む予定がある」(21.2%)が続いた。
(出典: https://moneyzine.jp/article/detail/215645)
日本の年金制度を考えると、相当潤沢な貯金が無ければ
「老後は何の不安もありません!」
何てことになるわけがないので、
不安と言えば不安でしょうね。
セミリタイアした私とて不安か不安じゃないかを聞かれれば、
「不安です」と回答せざるを得ませんからね。
実際問題、何歳まで生きるかわからないし、
当てにしている年金だって本当に貰えるかわからないですし。
ただし、「老後に何の不安がなくなるまで働きたいか?」
と聞かれれば、こちらは明確にNOと回答するでしょうね。
仕事を辞める年齢の最適値を出すことが重要
「老後が不安」を突き詰めて考えると「生涯現役」になります。
老後資金問題でよく見るFPの回答に
「長く働ければそれだけ老後に資金ショートする確率は減ります」
なんてのがありますよね。
あたりまえだっつーの!
そんな常識的なことを、さもこの世で自分しか知らない
すごいことを発見したみたいに言われても困るわけですね。
問題は、
”A歳まで働いて、B万円の貯金を貯める。
そうするとC歳から年金がD万円/年 程度貰える。
なので年間E万円程度に支出を抑えれば何とか逃げ切れそうだ"
という方程式の最適値を導き出すことじゃないかと思います。
なるべく早く辞めたい人は、Eの値を低くすればAも低くなるわけですから、
Bを増やすと同時にEを少なくする努力をする。
このバランスをどう考えるかが重要なわけですね。
ちなみに私は年金を70歳から貰えると計算していますが、
75歳になるリスクを考えてもうちょっと働こうか?
などという考えはとりませんでした。
このことは、「年金が75歳からしかもらえないリスク」と
「もう少しだけ働く苦痛」を天秤にかけて、
年金支給が更に現状より遅くなるリスクを取ったとも言えます。
セミリタイアをしようとする人達は、
この辺のリスクを常に考えていますからね。
私は生涯現役の人より老後破綻のリスクは少ないと勝手に思っていますよ。
「老後が不安だからいつまでも働こう!」
「老後が不安だから投資だ!」
なんて煽り文句には踊らされたくないものです。
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